2/23(日)、新潟絵屋で、「風景」瀬尾夏美展を見てきました。
アクリル絵の具で描かれた東北や新潟の様々な風景画の展示だったのですが、写真で見たらもっと地味かも知れない風景をとにかく色彩豊かに描いていて、この人には世界がこんなに美しく見えているのかと感動してしまいました。
瀬尾夏美さんの作品は前にも見たことがあったのですが、過去には被災地の種屋さんのドキュメンタリー「息の跡」の小森はるか監督とともに東北を取材しながら作品を作っていたり、小林茂監督の越後妻有ドキュメンタリー「風の波紋」のパンフレットの表紙を描いていたりしていたので、個人的に気になっている方でした。
そしてこの2本は佐藤真監督の「阿賀に生きる」を継承している映画で、何十年も前に新潟で撮られた「阿賀に生きる」が過酷な現実の中でも人々の営みや自然の美しさに目を向けていたように、その気持ちはこうして瀬尾夏美さんにもきっと少しずつ受け継がれてるんだろうなと思いました。
実際、「阿賀に生きる」の舞台にもなっていた、阿賀野川周辺の風景画もありました。
新潟で開催することも意味のある展示だったと思います。開催してくれてありがとうございます!