
2/4(火)、イオンシネマ新潟南で「リチャード・ジュエル」を観てきました。
新潟市内では、イオンシネマ新潟南のみで上映されていました。
予告編はこんな感じです。
1996年アトランタ五輪開催中に起こった「アトランタ爆弾テロ事件」を描いた映画です。
爆弾の第一発見者の警備員リチャード・ジュエルは一躍英雄となるが、今度は一転、彼が真犯人なのではとFBIとマスコミに疑われてしまうという、実話を元にした映画です。
マスコミや国家権力が暴走することの恐ろしさ、しかもそれがオリンピックの裏で起こるという物語は、2020年の日本で観るとすごく他人事とは思えませんでした。
クリント・イーストウッド監督は去年の「運び屋」でも思ったけど、権力の暴力性や理不尽な世の中で生きる人間を描いていてすごく社会派な監督だと思う。
劇中、アトランタ五輪の当時の実際の映像も流れていて、それと一緒にリチャード・ジュエルの物語が進行していくから、本当に事件をリアルタイムで目撃しているような臨場感がありました。
同時にニュースだけでは語られなかった彼やその家族が受けた苦しみ、そんな中でも彼の味方になってくれた数少ない人達の微かな希望、みたいなリチャード・ジュエルの内面も描いていて、深みのある映画だと思いました。