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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

あの感動が現代に!『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』観て来ました!

2019-03-19 00:05:41 | Weblog


3/18(月)、ユナイテッド・シネマ新潟で『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』を観て来ました。







予告編はこんな感じです。



原作は1980年代に週刊少年ジャンプで連載し、アニメ化もするほど大ヒットした、北条司の大人気漫画「シティハンター」。
今作『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』は、そんな当時のノリや面白さはそのままに現代を舞台に、当時のファンにも当時を知らない若者などの新しいファンにも楽しめる、普遍的なエンターテインメントになっていたなと思います。

例えば、今作は、当時の登場人物が大集合し、それどころか同じく北条司の大人気漫画「キャッツ・アイ」までもが漫画の枠を超えて登場するという当時のファンへの大サービスな内容になっていたなと思います。
その一方で、舞台は現実になっており、スマホやドローンなどの現代ならではのアイテムを活かした物語が楽しめるものになっていました。

僕が思うに、流行が過ぎたものは、そのままだとダサくなってしまいがちですが、さらに時代が一周すると再評価されて普遍的な価値を見出されることってあると思うんですけど、まさにそんな映画だったなあと思います。
バブル期ならではのノリの良さ、軽やかさが、当時を知る世代には懐かしく、今の世代には新鮮で、誰でも楽しめる面白さで表現されていたと思います。

この感じは、例えるなら2016年の「さらばあぶない刑事」にも感じたことなんですけど、銃撃戦とかも陰惨で重苦しいバイオレンスではなく(それが魅力の映画もあるけどそっちじゃなくて)、カッコ良さや面白さが全面に出ている、いい意味でのノリの軽さが、「シティハンター」という作品の魅力なんだろうなと思います。
それってきっとバブル期ならではのノリの軽さからくるものだと思うんですけど、そういうあの時代のカッコ良さを誰でも楽しめる普遍的な面白さとして現代で表現できたのは凄いことなんじゃないでしょうか!

ベタな展開も、全力でカッコ付けるカッコ良さも、全力でやればちゃんと普遍的に面白いんだなと思いました。
もちろん、僕はバブル世代ではなく、「シティハンター」をリアルタイムで見ていたわけでもないのですが、それでも超楽しかったですからね。

また、個人的な好きポイントだと、新潟という田舎者の自分が心の中に思い描く、クールできらびやかな憧れの東京像ってものがあるんですけど、それを見せてくれた感じがありました。
逆に、東京に住んでいる人、特に新宿によく行く人は、普段自分がいく場所が映画の舞台として登場する面白さがあると思うし、映画の舞台がほとんど新宿なので、やっぱり新宿で観た人は超羨ましいな、なんて思ったりもしました。

ところで、僕より先にこの映画を観た友人が「『シティハンター』観に行ったら、エンドロールの『GET WILD』を聞かずに帰る奴がいたんだけど!『シティハンター』観に行って『GET WILD』聞かないで帰るとか何考えてるんだよ!」って怒っていたんですけど、本当にその通りだと思います!!
この映画、要所要所で「シティハンター」のアニメの主題歌が印象的に使われているんですけど、やっぱりエンディングにみんな大好きな「GET WILD」!っていうのが本当に嬉しかったです!まさに時代を超えて愛される名曲!

しかもこのエンディング、過去のアニメシリーズの名場面のダイジェストにもなっていて、当時のファンは泣いて喜んだと思うんですけど、知らなくても十分カッコ良かったですよね。
この、当時のファンは嬉しい、だけど新しいファンも決して置いていかずにちゃんと楽しませる、この姿勢が全編に貫かれていて、そこが本当にこの映画の素晴らしいところだと思いました!
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