
11/19(火)、りゅーとぴあ・1コイン・コンサート~ランチタイム・コンサート~VOL.135「卓越した技巧“サクソフォン”」に行ってきました。
年に数回、りゅーとぴあのコンサートホールでプロの音楽家によるコンサートを500円で見られるという、良質な音楽が気軽に、身近に楽しめる嬉しい企画。
もう135回目だというのに、僕は今までよく知らず、先月の10月に初めて行って、今回が2回目でした。
今回は「卓越した技巧“サクソフォン”」ということで、AKI マツモトさんのピアノの演奏に合わせて、齊藤健太さんのサクソフォンがメインで演奏していました。
なかなか今までサクソフォンをじっくり聴いてこなかったのですが、まずはピエール・マックス・デュボワの「りす」、本当にりすが走り回るような軽快な曲でした。
続いて、同じくピエール・マックス・デュボワの「ディヴェルスマン」は、3楽章に別れていて、それぞれ表情が変わるような遊び心満載の曲。
そして、エンリオ・モリコーネの映画音楽のメドレー「モリコーネ・パラダイス」
さらに、酒井健治の「イニシャルS」は、ここだけピアノが無しで、長い譜面台に長い楽譜を広げ、7分間の曲中に特殊奏法が詰め込まれたトリッキーで実験的な現代音楽。
最後は、フェルナンド・デュクリュック「サクソフォン・ソナタ嬰ハ調」で、4楽章で次々と表情が変わるような深みのある曲でした。
齊藤健太さんのMCによると、クラシック音楽の約300年の歴史の中で、サクソフォンは約200年前に登場した比較的新しい楽器で、実験的な現代音楽が多いのはそのためで、特に有名なフェルナンド・デュクリュックはクラシック音楽で世界的に活躍したサクソフォン奏者の妻という話でした。
そんな感じで、今回もなかなか馴染みのないクラシック音楽を身近に楽しめて、本当にいいコンサートだと思いました。
今回はサクソフォンでしたが、毎回一つの楽器についてちょっと詳しくなれるのもいいですね。


ところで、サクソフォン奏者の齊藤健太さん、「僕には雨男というジンクスがあって、コンサートの日はよく雨が降るんです。でももう一つジンクスがあって、雨が降るのはコンサートの前までで、終わると止むんです」と言って会場を笑わせていたのですが、外に出ると本当に雨が止んでいたではないか!
というわけで、白山神社を散歩して帰りました。