舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

1月から思い出を振り返っていく! 帰って来た@nDANTEな日々・第一話「人狼捜査官」

2013-04-09 15:18:33 | Weblog
1月から思い出を振り返っているこのブログですが、続いては、帰ってきた@nDANTEな日々!
という訳で、今年3月に出演した劇団@nDANTE「お勝手の姫」の稽古の日々を散々書いてきたこのブログですが、書き残したネタを書いてみようと思います。



ここで紹介するのは、人狼ゲームというゲーム。
最近、様々なメディアでも取り上げられ、全国的に知ってる方も増えてきているらしい人狼ゲームですが、@nDANTEの稽古中に、この人狼ゲームを行いました。

もともと、劇団@nDANTE、というか新潟大学演劇研究部で、人狼ゲームは流行っていたそうです。
(あ、@nDANTEはもともとそこのOBが結成した劇団なわけです)



で、この人狼ゲームを、せっかくだからお勝手の姫メンバーでやろう、ってなったのが、1月13日(日)のことです。
という訳で、その話をする前に、人狼ゲームのルールを説明しておきます。(結構複雑なんですが、まあ、頑張ります)

このゲームは、とある村に人狼、すなわち人の姿をした狼がまぎれている、という設定です。
狼は昼は人間の姿をしているので村人には気付かれないが、夜にだけ狼の姿になり、毎晩一人ずつ村人を殺していきます。

昼が来るたびに村人は死体を発見し、誰が人狼なのかを話し合い、話し合いの結果、「こいつが人狼だ!」と結論を出し、そいつを村人でリンチしてぶっ殺す。
そういう、設定だけ聞くと怖すぎるゲームです。



で、どうやってこのゲームをするかと言うと、まず最初にプレイヤー全員にカードが配られます。
そのカードの中の一枚ないし二枚(ゲーム人数に応じて決める)には「狼」または「占い師」と書かれていて、それを自分だけが確認する。

ゲームには昼のターンと夜のターンがあり、夜のターンではプレイヤー全員が目を閉じる。
夜のターンで、狼だけが目を明けることができ、その都度、村人を一人ずつ殺していく。

また、占い師は、夜の度に、誰か一人ずつ、狼なのか占い師なのかを知ることが出来る。
プレイヤーの他に「ゲームマスター」という人物がいて、ゲームマスターの先導により、狼と占い師の作業は進んでいく。

で、朝が来ると、ゲームマスターは誰が殺されたのかをプレイヤーたちに伝える。
そして、話し合いの結果、順番に人狼だと思う村人の前にカードを置いて行って、一番カードが多かった人がゲームから離脱します。

こうして、昼と夜が来るたびに、一人ずつ村人が死ぬ、つまりプレイヤーが減っていく。
人狼が全滅したら村人の勝ち、村人が全滅したら人狼の勝ちとなる。



このゲーム、要するに推理と心理戦なんですよね。
アイツはアイツを疑っていた、それでアイツが死んだのだからアイツが人狼なんじゃないか…みたいなことを延々考え続けます。

また相手の顔色や話し方を観察して、嘘をついていないかを見たりするわけです。
なので、お互いの性格を知っていたりすると、結構有利になることがあります。

また、これは演技力も問われるゲームで、特に人狼はいかに村人を装いながら他の村人を有効に殺していくかが問われたりする。
例えば人狼が占い師だと嘘をついて名乗り出てもいいわけで、とにかくあらゆる推理力が試されるゲームなんですね。



が、そこは@nDANTEである。
このゲームをやりながら、探り合いという行為そのものを使って遊び始めるのである。

このゲームをすると生き生きし始める人物の一人がみなこさん。
みなこさんは、探り合いという行為を使って、プレイヤーをいじるのがすごく好きな人物で、



みなこさん「ブルース、顔が赤いよ?狼なんじゃない?」

俺「いや、違いますよ」

みなこさん「ルナシー、顔が赤いよ?狼なんじゃない?」

ルナシー「違いますよ」

みなこさん「ポッターくん…いつもの顔だねえ…」



と言って、ポッターに圧力をかけたかと思えば、



みなこさん「つーちゃん、つーちゃんは私のこと裏切ったりしないよね?つーちゃんが狼なのは夜だけだよね」



と、実の夫であるつーさんをいじり始めるなど、やりたい放題!



人狼ゲームと言えば、イシケンも輝き始める人物の一人。
イシケンは持ち前の饒舌さで、村人がどう動くべきかを冷静に語ったかと思ったら、実はイシケンが狼でした、なんてことが結構ありました。

そう、何故かイシケンは吸い寄せられるかのように狼カードを引いてしまう、謎の強運の持ち主。
しかも彼が狼だとかなり強い狼になるのだ。

だから途中から、イシケンが何を話しても胡散臭くなってしまう現象が発生。
するとイシケンは途中からそれを逆に利用し、




イシケン「…つまり、今殺されたのが狼じゃないとすると、まだ狼が二人残ってる。だから…

…ま、俺は狼じゃないんだけどね!!俺は!!(謎のドヤ顔)」



と、敢えて疑われそうな発言をしてゲームの場をかき乱すのだ。
しかも、狼じゃない時までこういうかき乱し発言をするというフリーダムっぷり!



あとは、しろちゃんが狼になると、可愛い顔して冷静に村人をぶっ殺しまくるのを楽しむという、凄まじい狼の才能を発揮。
これには、みなこさんもびっくりしたらしく、



みなこさん「あんた、しろちゃんじゃなくて黒ちゃんだ!」

しろちゃん「実は私、一年生の時から性格が黒い黒いって言われてて、黒すぎるから逆に白って呼ばれるようになったんですよ」



という、しろちゃんというあだ名に秘められた衝撃の過去が明らかに!
何だその、松本大洋の漫画ピンポンに出て来る、笑わないからスマイルみたいな設定は!





もともとワークショップを多く稽古に取り入れてきていた@nDANTE。
が、この人狼ゲームを始めたら楽しくなってきた僕らは、なんと1月13日の午後の稽古時間の大半を、この人狼ゲームに使ってしまったのだ!

この日は、Edge Bronx Theater「売春捜査官」を観に行った日の翌日。
売春捜査官の感想はこちらです「1月から思い出を振り返っていく!Edge Bronx Theater「売春捜査官」を観劇した思い出。

という訳で、さっそく売春捜査官のセリフを使って遊び始める僕ら。





売春捜査官の中で、追い詰められる犯人・大山を演じた羽田さん。


羽田さんが、捜査官達に叫ぶ「これはもう捜査じゃなくていじめだね!」という台詞。
また、大山が故郷の島を追い出されるシーンの「島の人間を疑っているとですか!」「この島には人殺しをする人間はおらんとです!」という台詞。

これが恰好のネタになってしまい…



ゲームマスター・アメイジングさん「おはようございます。村に朝が来ました。しかし、今朝、ポッターくんの死体が発見されました。さあ皆さん、犯人を捜して下さい」

イシケン「この村には人狼なんておらんとです!」

みなこさん「私は、ブルースが怪しいと思う」

俺「村の人間を疑ってるとですか!」

イシケン「これはもう捜査じゃなくていじめだね!」



で、色々話し合いの結果、イシケンが殺されることに…



イシケン「怖かぁ…この崖40メートルは…」





荒井さん的に死んでいったーーーー!!



イシケン「Edge Bronx Theaterの人達は、売春捜査官をやって友情を深めた。僕らは人狼ゲームをやって友情を破壊しよう」






この男、まさに人狼ゲームのために生まれたような男だな…



つづく。






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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-05-09 16:48:07
人狼ゲームをはじめて知りました。
いやー、面白そうだぁ

さぁ、ちひろさんの活躍やいかに!?
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Unknown (アメイジング)
2013-05-09 17:15:12
タイフーンパニック打ち上げ@ent.でも人狼やりましたよ、@nDANTE。
それまで半年近くかけて築いてきた信頼関係や友情を一瞬にして破壊する打ち上げ、こわかぁ。
あ、でもコミュニケーションツールとして人狼を新人研修で使ってますよみたいな話この前朝の情報番組で見ました。
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10-shockだな (ローメン)
2013-05-13 21:47:49
>10-shock

人狼ゲームはおちやいさんがMACCAでもやったらしいね。
返信する
占い師・常木 (ローメン)
2013-05-13 21:50:24
>アメイジングさん

友情は破壊するけど、信頼関係は生まれる、みたいなゲームだよね。
でも新人研修ってほとんどが初対面の人な訳でしょ、みんなこんなネタに走らないよね。
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