舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

ともだちがいない!

2017-08-13 22:52:00 | Weblog
突然ですが、「ともだちがいない!」っていう気持ちなので、そういうブログを書きます。
まあ、ただの独り言みたいなブログなんで、適当に読んでください。



ところで、「ともだちがいない!」っていうのは、Negiccoさんが今年の7月に発売したベストアルバム「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」に収録されている曲のタイトルです。
Negiccoさんの曲って、全体的に妙な懐かしさを刺激されるというか、「昔大好きでよく聞いていたあの曲にもう一度出会えた」みたいな気持ちにさせられる曲が多いと思ってるんですけど、この「ともだちがいない!」は僕にとってまさにそんな曲で、どこか懐かしさを刺激されるメロディ、いつかの思い出を描いたような歌詞に色んな想像力が刺激されます。

で、その「ともだちがいない!」のサビの「もし ともだちができたら」って歌詞を聞くと、僕は「ああ!分かる分かる!」って気持ちになってしまいまして、「俺、子供の時からこの気持ちになってたわー!」と言うか寧ろ、「俺、今まさにこんな気持ちだわー!」って思ってしまいまして、そういう超個人的な思い入れから、勝手にブログのタイトルに使わせていただきました。
と言う訳で、今の「ともだちがいない!」って気持ちをNegiccoさんのベストアルバムで和ませながら、ブログを書いていこうと思います。



はい、Negiccoさんの曲の感想はこのくらいにして、ここからはいよいよ本題に入っていこうと思います!
ここからは、僕のともだちがいない!という体験を書いていくので適当に読んでみてください。



何度もブログとかTwitterに書いてることですけど、僕は小さい頃からどこか周りとずれてるような気がしています。
なんかこう、上手く説明できないんですけど、考え方がちょっとずれているというか…

例えば小学校でも中学校でも高校でも、クラスに何となく存在する暗黙のルールとか謎のパワーバランスみたいなものってあったと思うんです。
「こういうことをすると格好いい」とか逆に「こういうのは格好悪い」みたいな、で、これをすると「空気が読めない奴」だって思われるみたいな。

あと、例えば「誰と誰が仲良しで一緒に遊ぶ仲間」みたいな何となく存在するグループみたいなものがあると思うんですけど、それが誰が決めたわけでもなくいつの間にか暗黙のルールで成立してる感じに、昔から居心地の悪さを感じていました。
あれ、本当に何で存在しちゃうんでしょうかねえ~・・・本当は僕はみんなと仲良くしたかったんですけどねえ~・・・

特に、一人一人とは普通に仲いいと思っていても、それがグループになった時に、その中にいると、ふとしたタイミングでそういう居心地の悪さが露見する。
例えば「その集団の中では面白いとされているネタ」とか、「その集団の中ではバカにしてもいいことになっている誰かの陰口」とかが、どうしても理解できない、受け入れられない、「俺は違う!」と思う。

それで、「あれ、友達だと思ってたけど、みんな俺の知らないルールで盛り上がってるんじゃね?もしかして俺だけ孤立してるんじゃね?」みたいな気持ちになる・・・
いや、本当にこれ、上手く説明できない感覚なんですけど、なんかそういうのないですか!?分かってくれる人いません!?

とは言っても、基本的に人間には「慣れる」という能力があるから、小学校も中学校も高校も、入学して一年目くらいは新しい環境に苦戦するのですが、一年ごとに少しずつ学校に慣れていって、卒業する頃にはそこそこ仲良くなっていたりはしたんですけどね。
ただ、小学校はそれで良かったんですけど、中学高校は卒業が近くなるとみんな「受験」というものを中心に考えるようになるので、「将来を考える」っていうことが基本的に昔から出来ない(特定の能力の著しい欠如、普通に障害だと思う。)自分にとってはまた新たな「周りからずれてる」とか「周りに馴染めない」という気持ちが生まれて、結果的にちゃんと分かり合える友達はあんまりで出来なかったなあという気持ちがあります。

一応言っておきますけど、友達がまったくいなかった訳ではないんですけどね。
例えば中学の時は、教室で馴染めない代わりに陸上部の友人とは仲良くなったので、部活が楽しかったとか、そういういい思い出もあります。

でも今思えば、高校では進学校な校風にも、何故か興味だけで入ってしまったボート部のバリバリ体育会系の雰囲気にも馴染めなかったから、本当につらかったな…
とか言いつつ、部活を休むこともやめることもなく三年間通ったのですが、これは何でかと言うと、当時の自分が自分の気持ちがよく分かっていなくて、「自分が嫌いなこと、苦手なこと」そして「自分が部活に馴染めていないこと」に自分で気付けなかったからで、卒業してから振り返って「ああ、俺全然馴染めてなかったんだなあ…」って気付いてしまったという、これはこれで結構つらいものがありました。

まあとにかく、大人になった今とでは、自分を客観的に見て「こういうところが周りとずれてるんだなあ」って分かるからまだいいんですけど、子供の頃はそういう発想をすること自体がまだ出来ませんでしたから、常に「理由が分からないけれど何だか居心地が悪い」っていう状態が続いていました。
そんな感じで過ごしたのが、僕の小中高の新潟の思い出なので、悲しいことに、僕の中で新潟=友達がいない街みたいな認識になってしまっていて、未だに僕は新潟に住んでいるだけで基本的に「ともだちがいない!」って気持ちになります。

僕が本格的に自分が好きなものと出会ったり本当に仲良くなれる友達と出会えたりしたのは、その後、大学に進学して松本とか伊那に引っ越してからのことです。
大学4年生の時に演劇に出会ったり、卒業してからBLUESに入ったりしたので、やっぱり僕の青春は高校を卒業してから始まったって思っています。

ただ、長野県の松本や伊那の思い出が強ければ強いほど、それに比べて今自分が住んでいる新潟が故郷なのに居心地が悪くなってしまって、やっぱり友達が少ないって思ってしまうという、なんかそういう切なさもあります。
特に、僕は松本で演劇に出会って人生が変わった人間なので、やっぱり今でも松本の演劇が自分の故郷みたいになり過ぎているので、その経験を活かして新潟で演劇なんかも試みたんですけど、なんかやっぱりあんまり馴染めないなあっていうことに最近気付きつつあって、それが切ないところですね。

いや、別に新潟で演劇やってる人達に罪はないんですけど、新潟の演劇シーンを見ていると、どうしてもそこに自分が馴染めなかった学校のクラスの延長戦にあるような何かを見出してしまうから、ああ、これは自分の居場所ではないんじゃないかなあ…って思ってしまう部分が実はかなりあります。
とは言っても、別に普通に好きな劇団とかもあるし、さくらもみぢとは仲いいし、演劇以外にも映画とか音楽とかアイドルとかこわれ者の祭典とかの現場で友達が出来たりはしたんで、何度も言いますけど友達がまったくいない訳じゃないんですけど、やっぱりそう思える場所は少なくて、全体的には自分が馴染めない場所が多いなあという気持ちが強いです。

あと、これがすごく重要なんですけど、僕にとってこれは間違いなく自分の居場所だなあと思える場所が、BLUESと生きづらさを抱えた人間賛歌なんですけど、BLUESのメンバーはみんな松本だし、生きづらさを抱えた人間賛歌のメンバーは長野と東京にいるので、せっかく出来た仲いい友達のほとんどが県外にいる!(與那覇は愛知だし!)
だから、アレかも知れないですね、新潟で集まって楽しそうに演劇の稽古とかしてる人達に対するただの嫉妬みたいなもんかも知れませんけど、ただ、そう思ってしまうものはどうしようもないので、やっぱり新潟にいる俺は友達が少ない!

特に夏って、なんか夏休みの楽しいイベントとかでみんながワイワイ集まりがちなので、こういう気持ちはより一層強くなってるのかもしれないですね。
それでここ一か月くらい、特に前回の7/1の「生きづらさを抱えた人間賛歌」が終わってからはずっとそんな気持ちで色んなことが手につかないので、取り敢えずそういう気持ちをブログに書いてみた次第です。



あと、さらに余談なんですけど、僕が「ともだちがいない!」って思ってしまう大きな理由の一つが、僕と同世代の人達がみんな好きなものに、個人的にあんまり好きになれないものが多い!っていうのがあります。
例えばポケモンとかワンピースとかBUMP OF CHICKENとかハリー・ポッターとか初音ミクとか、いまいちぴんとこない訳で(彼らに罪はない、俺が苦手なだけ。)、なんとなく昔から孤独感を募らせていつつも、まあそんなことは大したことないって受け流していたんですけど、自分の世代が大人になってしまうとそれはそれで、当時の子供たちが大人になってそういうものが流行る世の中を作ってどんどんメジャーになっていくので、やっぱり同世代と話していると孤独感を俺は募らせるという結果になっているということがあります!完全に余談だけどね!

僕が昔から好きだったものが世間からはサブカルチャーと呼ばれがちだということに気付くのは二十歳くらいなんですけど、そういう僕が好きなサブカルチャーなものって、なんか新潟のカルチャーと食い合わせが悪いのか何なのか、あんまり新潟では見かけないなあって思うんですけど、それが僕の新潟の馴染めなさになおのこと拍車をかけてるんですよね・・・
僕の好きなサブカルチャーなものって、新潟だと主にシネ・ウインドかこわれ者の祭典にばかりあるので、そういう居場所があるのはいいことだと思うのですけど、逆に言うとそこにしかない!という切なさもあったりします・・・まあこれも余談ですが。



で、まとめると、新潟には馴染めなくて友達があんまり出来ない、夏になるとそういう気持ちが強くなってしまう、さらに新潟には自分の好きなカルチャーにあまり出会えなくて切ない!ってことになります・・・どうしようもない奴ですね!
にもかかわらず、この夏、この新潟で、僕の大好きなサブカルチャーなものが一つある・・・!!それは・・・!!





トチオンガーセブン!!

トチオンガーセブン、7/12(土)の深夜から6夜連続で放送してますけど、いや、本当にこの夏の俺の孤独を埋めてくれるのはトチオンガーセブンなんですよ!!

でも考えてみたら、トチオンガーセブンの作者の星さんは、自分の暮らす栃尾で油揚げ屋を経営する傍ら、自分の大好きな特撮ヒーローを地道にコツコツ手作りでセルフプロデュースしながら、ついにはテレビ放送にまでこぎ着けたわけですから、本当に勇気がもらえるサクセスストーリーだなあと思います。
はあ・・・俺も愚痴ばっかり言ってないで頑張ろう・・・トチオンガースパーク!
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