書き残していた映画の感想を書いていきます。
3/22(木)、シネ・ウインドで『被ばく牛と生きる』を観て来ました。
予告編はこんな感じです。
東日本大震災での福島の原発事故後に、原発の近くで牛の農家をしていた方々の、国に対応に翻弄されながらも牛の世話を続ける様子を記録したドキュメンタリー映画です。
原発事故で被ばくしたのは人間ばかりではなく、家畜である牛もそうなのです。
この映画には、原発事故現場のすぐ近くで牛を飼っていたために、広大な農地と牛を手放さざるを得なくなってしまった様々な農家の人達の問題が登場します。
中には、何とかしてでも牛を生かし続けようとして、違う土地で新たに牧場を経営して牛を飼い続けている人達もいますが、また元通りの畜産業が出来るようになる保障はありません。
その一方で、被ばくして餓死していく牛や、殺処分せざるを得なくなってしまった牛も登場します。
他にも、後継者不足や、国からの保証がもらえないなど金銭的な問題もあとを絶ちません。また、原発との付き合い方を考え直すようになった農家の方も登場します。
農家の人達は、たまたま原発の近くに住んでいた人達です。あくまで当たり前の日々の営みを頑張って暮らしていた人達なのです。そんな彼らにとって牛は財産であり、生活そのものです。
原発事故とはこういう普通にまっとうに生きる一人一人の生活を一変してしまった出来事なのだということを、あらためて考えさせられたドキュメンタリー映画でした。
非常に切ないドキュメンタリー映画ですが、希望があるとするなら、震災後にこういう映画が作られたこと、必死に生きる人々の声を、この事実を伝えていこうとする人達がいるということなのかも知れません。
シネ・ウインドではこういう震災後の日本を描いたドキュメンタリー映画をたくさん上映しているので、これからもこういう映画は積極的に観ていきたいと思いました。
3/22(木)、シネ・ウインドで『被ばく牛と生きる』を観て来ました。
予告編はこんな感じです。
東日本大震災での福島の原発事故後に、原発の近くで牛の農家をしていた方々の、国に対応に翻弄されながらも牛の世話を続ける様子を記録したドキュメンタリー映画です。
原発事故で被ばくしたのは人間ばかりではなく、家畜である牛もそうなのです。
この映画には、原発事故現場のすぐ近くで牛を飼っていたために、広大な農地と牛を手放さざるを得なくなってしまった様々な農家の人達の問題が登場します。
中には、何とかしてでも牛を生かし続けようとして、違う土地で新たに牧場を経営して牛を飼い続けている人達もいますが、また元通りの畜産業が出来るようになる保障はありません。
その一方で、被ばくして餓死していく牛や、殺処分せざるを得なくなってしまった牛も登場します。
他にも、後継者不足や、国からの保証がもらえないなど金銭的な問題もあとを絶ちません。また、原発との付き合い方を考え直すようになった農家の方も登場します。
農家の人達は、たまたま原発の近くに住んでいた人達です。あくまで当たり前の日々の営みを頑張って暮らしていた人達なのです。そんな彼らにとって牛は財産であり、生活そのものです。
原発事故とはこういう普通にまっとうに生きる一人一人の生活を一変してしまった出来事なのだということを、あらためて考えさせられたドキュメンタリー映画でした。
非常に切ないドキュメンタリー映画ですが、希望があるとするなら、震災後にこういう映画が作られたこと、必死に生きる人々の声を、この事実を伝えていこうとする人達がいるということなのかも知れません。
シネ・ウインドではこういう震災後の日本を描いたドキュメンタリー映画をたくさん上映しているので、これからもこういう映画は積極的に観ていきたいと思いました。