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5/8(金)から営業再開したシネ・ウインドで、翌日5/9(土)に、「愛国者に気をつけろ!鈴木邦男」を観てきました。
予告編はこんな感じです。
元右翼活動家でありながら、右翼左翼の思想を超えて、またオウム真理教の元関係者や拉致被害者の関係者など、あらゆる立場の人物たちと親交を持つ鈴木邦男を追ったドキュメンタリーです。
靖国神社参拝、三島由紀夫や盾の会のメンバーの追悼式に出席、立憲民主党で小林よしのりさんと共に応援演説、拉致被害者家族連絡会の蓮池透さん、麻原彰晃の娘の松本麗華さん、元オウム関係者の上祐史浩さん、作家で活動家の雨宮処凛さん…などなど、あらゆる思想や立場を飛び越えて色んな人が出てきてすごかったです。
感動したのは、相手が同じ右翼でも違う意見にはちゃんと反論するし、政治権力を持ち上げたりは決してしないこと。
盲目的に正義を振りかざさずに誰とでも対話を重ねる生き方からは学ぶことが多いと思いました。
右翼や左翼の過去のテロや殺人など色々な事件も紹介されるんだけど、そういう歴史の反省し、そこから学んだものがあるからこそ今の鈴木邦男さんの生き方があるのかなと思いました
。
偏見や分断や対立だらけで凝り固まった日本で今こそ観たい映画だと思いました。
この日は、中村真夕監督が映像で舞台挨拶をしてくれたのですが、新型コロナウイルスの影響で社会が混乱している今こそ、政治権力への危機感を持つべきだという話が印象的でした。