チヒロブルース、BLUES「ラッキーホラーショウ！」を熱く語る！ Part 3

はい、一つ前の記事「チヒロブルース、BLUES「ラッキーホラーショウ！」を熱く語る！ Part 2」のさらに続きです。
こうなったらとことん語るよ！



今回の「ラッキーホラーショウ！」でBLUESが大きく変わったと思ったのは、役者を「格好良く見せる」ということにちゃんとこだわっていたということ。
観客に、特に女性ファンに対して、いい男達を格好よく見せるという努力を感じました。

それは外見としても、脚本の内容としても、両方にそれを感じました。
いや、今までもやってたんですけど、今回はそれが今まで以上に本格的だったと思います。

外見にしては、今までにないくらい衣装やメイク、髪型なんかにこだわってましたね。
（BLUES今まで基本的にメイクしてませんでしたからね）

最近すごく思うんですけど、アマチュア演劇の人（特に地方の）が忘れがちなことの一つに、ビジュアル面の格好良さがあると思います。
いや、そんなん普通に映画とか見てたらいい男出てた方がいいに決まってんじゃん、って誰でも思うんですけど、意外と見落としがち…

と考えると、若手イケメン演劇ユニットとして売り出しているBLUESは、とても素晴らしいのではないか。
BLUESメンバーも客演さんもみんなイケメンじゃないか！

イケメンがたくさん出演していた方が女性ファンは喜ぶではないか！
だって思い出して欲しい、BLUESが出来た時のコンセプトは「女性にモテたいそれだけだ！」だったじゃないか！



そしてもう一つ、ストーリー上で女性ファン、特に腐女子と呼ばれる方々を悦ばせる要素が多かったですね。
やはりそれは、本当は大好きなのに素直になれないレイの演じるドラキュラと、そんな彼の心を見透かしてしまう素直すぎるコウヘイくん演じる少年との間に生じた信頼関係、が一番大きい気がします。

てかアイツら、もともと血を吸う、吸われるの関係だったからね。
それだけでも相当妄想しやすいシチュエーションですからね。

そこから、あそこまでの絆が生まれるという展開は本当に、とても感動的であると同時に、妄想の対象になりやすいですね。
（「ねえ、血を吸ってよ！」って台詞は若干やり過ぎな感じしましたけどね。ちょっと恥ずかしかったです）

そう考えたら、ドラキュラとミイラ男、狼男のキャラクターと力関係というのも非常にバランスが良かった。
ある時はミイラ男と狼男で素直になれないドラキュラを説得し、ある時は喧嘩するドラキュラと狼男をミイラ男が説得し、ある時はドラキュラとミイラ男がボケて狼男がツッコミに回る。

非常に分かりやすくキャラが立っているし、それぞれの立ち位置が絶妙で、何が言いたいかって言うと、非常に二次創作しやすいんですね。
あの、描いてくれる人いたらマジでお願いします。



まあ、こういうのは、おもケンがいわゆる腐男子だから書けるというのもあります。
もし同じプロットで俺が戯曲を書いたとしても、こうは出来なかったよなあ…

あの、さっきから延々語ってますけど、僕は全然腐男子じゃないですからね。
理解があるだけで、興味は全然ないんですよ実際のとこ。

だからＢＬ要素というのを見てしまっても、別に喜べないというか、「うわあーあざといなあー」としか思わないこともあります。
が、しかしそんな俺であっても食い入るように見てしまった人物、それが…



そう、ニコチンさんである！
今までは「そういう妄想も出来る」って話だったんえすが、彼の演じる疫病神はですね、普通にコウヘイくん演じる少年が好きなんですね。

ゲイです、というかオネエキャラでしたね。
途中から愛しの彼への想いを熱く語る！（しかも何故かコナンの犯人が自白する時のBGMに合わせて）

そのキャラはどこまでも暴走し、最終的にコウヘイくんの股間を揉む！
そこまでやったらもうあっぱれとしか言えないよ！

ニコチンさんとコウヘイくんのこんな汚れキャラが見られるのはBLUESだけ！
二人とも最高っす！



という訳で、女性の喜ぶ要素を上手い具合に詰め込んだBLUES。
いい感じにファンが増えて行ったんじゃないかと思うと嬉しいですね。

じゃあ、男性である俺はBLUESのどこが好きなのか。
それはですね、もう皆様お気づきかと思いますが、そう、バカなとこです！



例えばね、こんなシーンがあるんですよ！
おちやいさん演じるヤクザが胸元からドスを出そうとしたら、間違えてバナナを出してしまう。

それで、せっかくだからとバナナを食べて皮を捨てたところ、その皮に滑って窓ガラスを割って転落していくと。
まあ、ここまでですでにバカだけど、それでもまあベタなボケですよ。

おかしいのはこの先で、今度はおもケンがバナナの皮に滑りそうになるが…
「ほら、ここで滑ると思ったでしょ……残念でしたァァァァ！！！！」と、やたらにくたらしい演技をする。

と思いきや、何故か突然配達されてくる宅配便（はい、頭がおかしくなってくるのこのへんからですよ）。
何かと思ったらトランポリンではないか！

「うわ～！欲しかったトランポリンだ～！」とジャンプし始める狼男。
はい、ここまで書いたら分かったと思いますが、そのまま勢いで窓の外へ…

…って、これトランポリン要る！？
ぶっちゃけ、最終的に落下した狼男は助かるし、切ろうと思えば切れるシーンなんですが…

でも、このボケがやりたいがために、3000円もするトランポリンを買ってしまうと言う！
バカだろ！！



他にも、こんなシーンもありました。
ストーリーの後半で、ピンチになったモンスターたち。

その時、ミイラ男が死者を蘇らせる伝説の歌を歌うと言い出す。
そうめいの熱演と共に暗転し、物凄いシリアスなシーンかと思いきや、明転すると流れ出すマイケルジャクソンのスリラー。

そして、突如始まるBLUESによるスリラーのダンスタイム！
しかも無駄に完成度高い！

ダンスが終わって、ポーズを決めたところに、なんとニコチンさんがKing of Popとして登場したではないか！
しかも、これだけのシーンのためにちゃんとメイクしている！

そして、そのまま数秒間のシーンの後、窓から落下していくKing of Pop。
何だったんだよ、この一連の下りは！！

お前ら力入れるとこ間違ってるだろ！
ああもうバカ！！



こういうバカさです、俺がBLUESで好きなところは。
このバカさだけは、いつまでも見失わないで欲しいですよね、本当に。





という訳で、色んな人がTwitterに載せてくれたBLUESフォトギャラリーをお楽しみください。

























お疲れ様でした！