12/8(水)、ユナイテッド・シネマ新潟で「マリグナント 狂暴な悪夢」を観てきました。
夫が何者かに殺されたマディソンは、毎晩殺人事件を目撃するような悪夢を見るようになり、しかも現実でも同じ殺人事件が起こる。
妄想か?超能力か?悪魔の仕業か?と二転三転し、最終的に想像を絶する真実(ネタバレ絶対厳禁!)が明かされ…という、予測不能のアクションホラー超大作でした。
目の前で殺人事件が起こる悪夢を見る、という場面の、周囲の現実が変容して、どこまでが現実か夢か分からない映像表現、自分のすぐ身近に殺人鬼が迫っているのにその正体が絶対に見えない「盲点」(ネタバレギリギリの発言)に潜んでいるなど、とにかく斬新な映像表現と予測不能のストーリーに引き込まれました。
マディソンは殺人鬼に怯えつつ、同時に自分が見ている現実が信用できなくなっていくという心理的な恐怖もすごくヒリヒリ伝わってきました。
冒頭で描かれるとある病院での怪事件、シアトルの地下に残る古い市街地に潜む恐怖、主人公とその母親の生い立ちなど、すべての伏線が見事に回収される脚本の完成度もすごく高い。
微妙なミスリードも誘いつつ、すべての伏線が回収された時、恐怖の「元凶」が正体を現し、とんでもないアクションが繰り広げられる、その場面の衝撃。
え、ホラー見に来たのにこんな凄いアクションだったとは!と度肝を抜かれました。
さらに、親子や姉妹の絆、自分の強い気持ちを信じることの大切さなど、骨太なテーマもあって、かなり見応えのある映画でした。