「人生賭けてみようと思って」「よく言った! それでこそ俺の姪だ。人に使われている内は金持ちになれねぇからなっ」「はい!」目黒の家で何やら意気投合しだした常子と鉄郎に困惑する鞠子達。常子は鞠子と美子も雑誌作りに誘い、資金調達は鉄郎が担当し、「応援しますっ」戦中より酷いことはもう無いだろうと賛成する君子。美子には挿し絵と服の作り方を、鞠子には見出し作り等を任せ、鉄郎には闇市で紙も探してきてもらうことにもなった。
闇市で鉄郎と落ち合う常子と妹達。屋台で青年と何か話していた鉄郎は青年に金を渡して立ち去ろうとした。「あのっ」受け取った金を数えていた青年は鉄郎を呼び止めようとしていた。「叔父さん!」それに気付いて鉄郎に声を掛ける鞠子。「5円足りない」小声の青年。「5円足りないって言ってますっ」翻訳する鞠子。払った金が少し足りないらしい。「悪い悪い」渋々払う鉄郎。男は露店商会組合の経理担当で水田といった。「呼び止めてくれて、ありがとう」「いえ」鞠子が愛想笑いで応えると、水田はあっさり惚れてしまったようだった。
闇市で紙の注文を済ませ、受け取りまでの一週間の間に雑誌名は君子の年輩の者でも手に取れる物がよいという案を元に鞠子の提案した『装ひ』と鉄郎の提案した『スタア』を合わせて『スタアの装ひ』に決まった。会社名は今回も『KT出版』と決まった。その後は美子と常子の洋服取材と、元気になった鞠子による似たようなフレーズを連発してしまう見出し作りが続き、紙の受け取りの日がきた。
「五百円」事前に交渉していなかった常子達に、頼んだ業者は吹っ掛けてきた。そこへ「お待ち下さい」水田が現れた。業者が仕入れた紙は闇市でなくても仕入れられるもので、10分の1程度の価値しかないという。「待ってくれよぉ!」慌てる業者。常子達はまんまと40円で紙を仕入れることができた。
・・・急展開用に強めのラッキー連鎖等が発生しつつ、どうやら鞠子の本命男子が登場した。
闇市で鉄郎と落ち合う常子と妹達。屋台で青年と何か話していた鉄郎は青年に金を渡して立ち去ろうとした。「あのっ」受け取った金を数えていた青年は鉄郎を呼び止めようとしていた。「叔父さん!」それに気付いて鉄郎に声を掛ける鞠子。「5円足りない」小声の青年。「5円足りないって言ってますっ」翻訳する鞠子。払った金が少し足りないらしい。「悪い悪い」渋々払う鉄郎。男は露店商会組合の経理担当で水田といった。「呼び止めてくれて、ありがとう」「いえ」鞠子が愛想笑いで応えると、水田はあっさり惚れてしまったようだった。
闇市で紙の注文を済ませ、受け取りまでの一週間の間に雑誌名は君子の年輩の者でも手に取れる物がよいという案を元に鞠子の提案した『装ひ』と鉄郎の提案した『スタア』を合わせて『スタアの装ひ』に決まった。会社名は今回も『KT出版』と決まった。その後は美子と常子の洋服取材と、元気になった鞠子による似たようなフレーズを連発してしまう見出し作りが続き、紙の受け取りの日がきた。
「五百円」事前に交渉していなかった常子達に、頼んだ業者は吹っ掛けてきた。そこへ「お待ち下さい」水田が現れた。業者が仕入れた紙は闇市でなくても仕入れられるもので、10分の1程度の価値しかないという。「待ってくれよぉ!」慌てる業者。常子達はまんまと40円で紙を仕入れることができた。
・・・急展開用に強めのラッキー連鎖等が発生しつつ、どうやら鞠子の本命男子が登場した。