羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

とと姉ちゃん 金曜

2016-07-09 20:07:58 | 日記
 仕入れた紙に升目を引きつつ、やる気満々な鞠子。真っ黒な姿で鋭い目の少年に靴を磨かれる白人兵と連れ立った白人女性達の服を、熱心に描き取る美子。また綾に差し入れを持ってゆき、出版社を立ち上げたことを報告する常子。「頑張ってね、社長さん。これ、ありがと!」屈託は止し、素直を差し入れに礼を言って、応援する綾。君子は娘達が仲良く協力してくれているのが嬉しいようだった。そうして日々は過ぎ、雑誌の製作は進んでいった。
 一方、五反田は自分の小説の挿し絵を花山に頼んでいた。「決めたんだ。出版に関わる一切を断ると」頑なに断る花山。依頼は諦めた五反田だったが「小橋常子君って覚えていますか?」常子のことを持ち出す五反田。「ああ、裸足の」と花山は覚えていたが、常子の独立に話が及ぶと「どうしてそんな話を私に?」困惑する花山。他意は無いと一先ず流す五反田だった。
 昭和21年7月、雑誌はついに完成。「お金さえあれば、もっと自分達のやりたいことできるようになるから、頑張って売ってゆきましょう!」鞠子達に気合いを入れる社長常子。まずは甲東出版に感想を聞きに行ったが、文芸一筋の谷達では判断しかねた。それでも「可愛げのある雑誌だと思うよ」と五反田は励ましてくれた。
 実際に鉄郎が見付けてくれた闇市の本屋の軒先で売り出すと、雑誌は飛ぶように売れた。「1000部でしょ?!」完売の興奮冷めやらぬ鞠子は強気の増刷を提案した。それぞれ金持ちになった姿を想像しだす常子達。美子はすき焼き等を食べ放題。鞠子は作家になって大成功。常子は金歯を入れて何やら豪邸で高笑い、君子は若返って一人仮面舞踏会? お金で買えない要素も内包しつつ、常子達は何やら企んでいる様子。鉄郎も新しい商売を始めだした。
 しかし「とと姉ちゃん、見てよ」促す美子。増刷して闇市にゆくと、恐ろしい光景が常子達を待っていたのだった。
・・・いわゆる『同人増刷の罠』ってヤツですな。

神の舌を持つ男

2016-07-09 20:07:53 | 日記
 料理人じゃなかった! 三助というのに温泉ロケに対する作り手の並々ならぬ情熱を感じる。まぁ、さすらい料理人が観光地で事件解決ってそれこそ2サスで結構あるもんね。深夜じゃないからお色気はそこまで突っ込めないけど、三助パート自体は多い。祖父の三助はさすがの貫禄だった。深夜なら、三助業務だけじゃ済まない勢い。そこはともかく、蘭丸の能力がチートだから、下手するとその場にいるだけで解決しそうになり、ポジション取り難しそうだ。
 その分、光がミスリードしていたが、もうずーっとボケ倒し。一人ボケマラソン状態。狂言回し役でもあるし、カロリー消費半端ない感じ。光役は人柄か、凄い真面目に頑張ってボケてるのが印象的。寛治は光がボケ続けるからツッコみ続けるキャラだが、解説役も兼ね、三助パートでは会話等で蘭丸の思考を整理したりと、地味に忙しい。
 キスの一撃でそれまでの人生をリセットさせるワケありダルマ芸者? って凄いマドンナ。それを追い掛け続ける温泉紀行。昼下がりの蕎麦屋で酒を呑み過ぎて見た白昼夢のようだが、わからないではない。マドンナって、そんなもんかもね。