前回の引きから倒れたような花山だったが、そんなことなかったぜ! だが調子は悪く、常子達の成長を見とり、孫を可愛がる歳になったことと合わせ、花山は自分なりにけじめを着ける段に入ったらしい。ドラマの花山は戦犯意識が強いから尚更だろうな。辞めるといった女子社員は話の進行上、残業等ややふわふわした立ち回りになっていたが、とと姉ちゃん時空ではよくあること。ともかく自宅業務をある程度認める業務体制を試すことにはなっていた。辞めたがってる社員の詰み具合だと週数日勤務や半日勤務の容認の方がいい気もするが、コスパが悪過ぎて会社的にキツいのかな? 給金高いっぽいしね。絵は追悼君子ということで。
今の体制のヤツを初めて見たな。進ちゃんと呼ばれていたが、ニチアサとはうって変わってスーパー外道タイムだったぜ。もう少し人物関係に食い込んでもという意見もあったようでもある。ただの外道ではなく焦燥と敗北と怒りを背負った人物でね。結城の強制切腹の件の悪のオーラが凄かった。その後、酒量が増え、涼次に嬉しそうに仕止められて喜ぶのも渋い。自殺の為にわざと殺されにゆくとか緩い話ではなく、ガチで殺りにいって敗れ、殺されてようやく終われる外道に堕ちた男。いいね。勢ってた河原崎の小者な変節とショボい最後も中々だった。こういうヤツが結城の死の引き金というのは利いていた。朝比奈は「そのとーりっ!」は完全に笑かしにきていたが、作中ではわりと一人でうろうろしてくれて悪役としてはちょっと便利使いされ気味の中、ケレン味全開で黒幕を全うしていた。達人設定の殺陣はあたふたしていて小五郎にすぐ斬られそうになっちゃってたけどね。リュウは必殺シリーズのイメージの中ではかなり人が好く、結城の娘や密かに涼次も面倒見ていた。そのままトラブルシュート物の現代劇の主人公になりそうな人物だ。涼次に突っ込まれていたが今回は事情が事情だけに小五郎も感情的になり、終始ドライな陣八朗以外は普通のチャンバラ時代劇になりかけるところもあったが、完全にそっちにゆくのは上手いこと回避された印象。あとは時事ネタがやや古くなるのは致し方ないところだったかな? 年2回くらい見たい感じだね。