羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

とと姉ちゃん

2016-09-23 19:01:20 | 日記


 今回は丸ごとたまき入社試験。たまきのキャラが常子よりもド真ん中の朝ドラヒロインだな。たぶん朝ドラヒロインには才能、支援者、スタート地点設定、目的、手段、障害、長いから進行ルートの整理、それからモデルがいる場合は事実との兼ね合い、の要素があるんだと思う。常子は才能、支援者、スタート地点、目的までは概ね上手く収まりがついていたと思うけど、他の4つに少々混乱があった。たまきは環境の地ならしが済んでから現れているから楽と言えば楽。たまきが主人公の場合、イージー過ぎて半年持たないから謎の自分探しターンや、謎のヒロインの家族のトラブルターンや、謎の事態で会社の経営が傾くターンがブッ込まれるはずだから主人公になった時点である程度は強制的に詰まされはするんだろうけどね。今回の試験も普通に事実ベースの試験だとスッと終わってしまうから、若干神の手が働いて、結構事実を盛ったややイジワルなクイズ番組風の展開となっていた。こういう『やや過剰に試練を課せられる』こと自体、たまきがいくらかは主人公属性を割り振られてるということだろう。常子が落ち着いちゃったしね。

模倣犯 後編

2016-09-23 19:01:15 | 日記
 ポロッと自白させられていたが、ギリギリまでピースに都合のいい展開のようで、もうしばらく警察が捜査すれば普通に逮捕できる脇の甘さ具合もあったりと、モヤッとするところはあった。駄作と言われている映画版で監督が茶化して速攻でピースを爆殺させたのもわからんではない。わからんではないが実際爆殺させて急にギャグにしなくてもええんじゃないの? とは思ったが。映画は有料だしさ。このタイプの犯人はもうラノベでしか生き残ってないかな? ラノベは超展開や超設定と色々飛び道具があるから。普通のミステリでも多少盛ったり捻ったりすればまだリサイクルできる犯人像ではある。温度差はあれ、基本的に善人キャラの印象が強いピース役はスカスカのカス野郎をやり切っていた。負荷で言ったら薬局の息子役も相当だったと思うけどね。行動が遅くミスも多い主婦記者は中の人が凛としているから見てられた。これでもっさりした人が演じていたら事件への対応がドン臭過ぎて腹が立っていたところ。何だかんだで最後はピースを仕止めていたけどね。豆腐屋の親父の罵倒&慟哭&ダウンはもっともだったが、反撃を含めて、全体としては女性的な受け身が通され、被害の酷さと話の長さにややぐったりしたところはあった。

遺産相続弁護士 柿崎真一 完

2016-09-23 19:01:06 | 日記

 騒動のトリック云々はともかく、柿崎夫婦の不器用にも程がある愛情や、柿崎との娘との関わりには素敵なところもあった。設定から何から全てそうだが基本、いい女達が男にベタベタに甘い。もう最後まで徹底していたね。話自体は担当する脚本家でかなり違ったけど。役者はどの回も好き勝手にコミカル調で楽しんでいて、時に直球で感情をぶつけていた。最終回では「芝居にしないと本音が~」とメタ的な台詞も用意されたりもしていたりもした。最後の花吹雪綺麗だった。柿崎、河原井、美樹、そしてお華ちゃん。中の人達の今後のさらなる活躍に期待したい。