羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

とと姉ちゃん

2016-09-28 18:38:00 | 日記
 戦争手記集発売。案外ここはサクッと進行したというか、題材とBGMが変わった以外は他の号と同じような描写になっていた。これはあれだね、長い話でずっと同じ業務をする主人公の場合気を付けなきゃならないところなんだろうね。前後の話や作中の時代の変化はあるにしても制作作業の件と、反響の件の描写がルーチンにならないように変えるべきだったんだろう。スタアの装いの頃は鉄朗が居たり、業務自体が不安定だったからまぁギリでルーチン回避できていたと思うけど、銀座に会社を固定してからはパターンがね。あの感動シーンの音楽もちょっとやり過ぎ。あれは女性の声が入ってるから余計に耳につく。ああいうのはたぶん状況描写や余韻くらいなんだと思う。行為や心情に入れるのはちと煩い。子供の活躍するシーンで児童の合唱を入れると大体やり過ぎになるのに似ている。
 体が利かなり、心配しついると叱責され照れ臭そうに常子に従う花山は病床で密かに何か買い手いてたね。そこに、ようやく私一人で世話ができるとちょっと嬉しそうに来てしまう美子は可愛かった。今となっては結構な負担と思われる鞠子も手伝いに参加。もう締めという眺め、長かったっ! で、戦争手記の内容だが、玉音放送の後で、晴天だった。となっていたが、その前の文もきっちり読める形で映した方がいい気がした。玉音から晴天だと、負けて良かった感が強調され過ぎるから、私たちはどこに向かって泣けばよいのか、のところもいちいち録画して一時停止しなくてまスッと読めるようにした方が絶対よかったぜ。
 絵は美子、ややこしい柄の服着てたよ。