何やら制作的には序盤の話だったらしく、定型のパターンみたいなのがそこまで固まってない感じで、各キャラもわりと素が出やすかったりギャグ的なシーン以外はテンション控え目な印象。ダー子達がわりとまともだとターゲットも序盤以降はそんなはっちゃけない仕様になっていた。経営権手放しただけで急に貧乏になったりもしていたが、遺跡回と島を売る回の雛型のような話でもあった。あとはコンテスト優勝後のダー子のやさぐれ東宝シンデレラ感がちょっと面白い。たぶん浜辺美波も10年後には色々あってそれなりに仕上がってるんだろな・・・。東宝シンデレラ達はモスラを召喚していた頃のピュアハートを忘れないでねっ! むしろ思い出してねっ!? ましゃみも沢口靖子もまだまだピュアハートっ!!!
日朝終盤でしばしば見られるポッと出のラスボスが作中の全てのヘイトを引き受けて強引に大団円に持ってゆく展開と同じ構造だったぜ。ただまだ最終回ではないので一通りのことが片付いた後の後日談的なミッションが残っているようだ。このジャンルの話の中で最高の接客パフォーマンスを描きつつ各人物なりの結末と作品のテーマと、さらにメタ的な書き手の遊び心的な描写を全て最終回にぶっ込めるのは今の所三谷幸喜だけだが、これにまた違う文法で迫ってるのはバカリズムとそれから越谷サイコーを書いてた人もいけそうな感じがある。越谷サイコーの人は何かあんま芸能界コネクションみたいなモノに上手く適応できないような気もするが・・・三谷幸喜もズブズブになる前にスッ身を引いて自分の制作に専念するようになった感じはあるけど。脱線したが、ラストは最高のパフォーマンスというより団結してトラブルシュートするタイプの着地になりそうだ。しかし、今回の元支配人の処理、めっさパワープレーだったなぁ。