狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

同窓会

2014年03月27日 | 俳句

同窓会に出席して4日が過ぎました。40年以上会っていなかった人にも会えました。欠席者の中に是非会いたい人もありました。

 白梅や久闊叙する友皓歯

 まちぼうけ君のこぬ駅春浅し

 浅春のホークダンスや指細し

 白玉やときに友情ゆらぐ日も

こんな句を作ってみました。

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季語

2014年03月03日 | 俳句

俳句には季語のあることがよく知られています。わずかな文字数により、ズバリ季節を表したり心の動きさえ表現します。しかし、たくさんの季語の中には良く分からないもの、季節が誤解される季語もあります。今日はその例として2~3紹介させていただきます。

1、亀鳴く  これは春の季語です。藤原為家の「川越のをちの田中の夕闇に何ぞときけば亀の鳴くなり」という歌が典拠とされています。為永が何かの鳴声を聞き、What?と周囲の者に尋ねたが誰も知らない。心きいた家来が「亀の鳴声で候」と答えたのではないか????どうせ貴族の主人はわからないから雅に答えたのでしょう。

2、焼酎   これは夏の季語です。暑気払いとして使用されたためです。甘酒も同様に夏の季語です。

3、雁風呂  雁が北へ帰る頃、青森県の浜では落ちていた木片を集め風呂を立て浴したと言います。これは秋に雁が海を渡ってくるとき波の上で体を休めるため銜えてきたものだが、浜に落としておき帰りにまた銜えて帰る。ところが残っているのは人に捕らえられたか病死して死んだ雁の物であろう。集めて風呂を立て供養したそうです。故に「雁風呂」は春の季語です。

4、小春日和 よく誤用される季語です。おだやかで春のような日和なので使用する冬の季語です。小六月も同じです。くれぐれも3月頃に使用しないでください。

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北方季題選集

2014年02月28日 | 俳句

昨日の句会に次の句を出しました。「飯鮨の味のさまざま母の数」投句してからふと不安になりました。飯鮨は季語??ホトトギスの新歳時記にはありません。とうとう投句先の事務長に取り替えを依頼しましたが「だいじょうぶ」との返事でした。そして昨日の句会で「北方季題選集」を紹介されました。編集は葦牙北方季題選集編集委員会(高瀬白洋代表)で平成2年に発行されています。92ページにありましたが飯鮨はイズシで私の句は字足らず、あらあら。それに秋の季語でした。しかしこの歳時記は面白い。初めて見た季語を紹介します。

「春」 幻氷、鰊雲、氷(しが)落ち、馬糞風、木密とり、羊の毛刈る、独航船、とど、     アイヌネギ、えぞえんごさく、野地坊主、

「夏」 リラ冷え、夏原野、札幌祭、草炭、船囲ふ、蜂屋来る、牧草刈、オロロン鳥、        サビタの花、ハスカップ、蝦夷丹生、

「秋」 鮭颪、七夕柳、籐六忌、ベカンベ祭、飯鮓、羊鍋、メフン、アマッポ、ストーブ展、薪切、霜いぶし、サイロ詰め、山おやじ、ビート、デントコーン

「冬」 凍鳴り、若雪、けあらし、地ぶくれ、凍海、ゴム長靴、氷頭膾、ルイベ、紅葉子、 灰撒く、雪竿、ごっこ、

「新年」 板かるた

この歳時記はぜひ内地の皆様に見ていただきたい。朔北の俳人が育ててきた季節感を垣間見ることができます。

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句会

2014年02月27日 | 俳句

道東にはたくさんの俳句愛好者が住まわれています。羅臼町には「羅臼いさり火吟社」あり活躍されています。今日はその例会、約2時間かけて出席させていただきました。今日は5名の出席でした。兼題は「梅」と「けあらし」です。梅はともかく「けあらし」はこの地独特の自然現象を表した言葉です。

北方季題選集によると「蒸発霧の一種である。風の弱い冬の日、海水温が高く気温が低いとき(温度差が大きいとき)海水の水分が上昇し、冷気に接すると直ちに凝結し霧状となり目に見えるものである」

互選後の高点句は次の通りです。

母が好き福助足袋の穿きごこち       けあらしや暫し朝日を遊ばせて

けあらしや神それぞれに遊びゐる      けあらしの港を染める朝日かな

久々の便り梅見と書いてあり         白梅の便りの届くタブレット

羅臼は梅にはまだまだの地方ですが、けあらしは毎日のように見ているので素晴らしい句ができました。次回の兼題は「余寒、彼岸」です。楽しみですね。写真は内容と関係はありませんが今日見た森繁久彌です。

 

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乾鮭

2013年12月15日 | 俳句

塩鮭も乾鮭も冬の季語である。

          乾鮭に喝を与ふる小僧かな      高浜虚子

          乾鮭や琴に斧うつひびきあり    蕪村

          塩引の辛き世なりし恙なく      麻田椎花

身近な鮭にはいい句が多いように思います。ここで乾鮭kd’dyc4位(4また勝手に入力が変わっています。写真もいつもと同じ方法でやりますが、出てきません。パソコンとは生意気な道具です。

一時中断して頭を冷やします。

とても無理なので近所で直してもらいました。以前使用していたXPと比べると、格段不便にエイトはなっています。マウスを使わずに動かせられるようですが、何の意味もありません。こうして文章を入力していると、突然変なアルファベットが入ってきます。ejm  今もこのようにアルファベットが入ります。

 

 鮭  コンドハカタカナニナリマシタ。アタマニキタヨ

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