狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

12月29日狩猟事故

2018年12月31日 | 狩猟と銃

12月29日7:30頃、北海道苫小牧市で狩猟事故が発生した。狩猟していたハンターに何者かが発砲し、左手を負傷したのだ。

北海道の国有林では狩猟の自粛が行われているのにこの有様だ。獲物を視認してから撃つ基本が守られていない。もう少し逸れていれば確実に人命は奪われた。

そしてこのような事故は全国各地で発生している。そうなると、ハンターには自覚もなければ、順法意識もない。

「見つからなければ、違反でない」この世界である。犬さえ手に入れれば蝦夷鹿猟も内地の猪猟も辞退したい。そう思うこの頃である。


北海道恵庭市の銃による事故

2018年12月17日 | 狩猟と銃

去る11月20日、北海道営林署の職員が仕事中にハンターから撃たれ死亡した。

営林職員は目立つ服装を着用し見通しも良い林道を歩いていた。

しかし、蝦夷鹿と信じ切っているハンターから約150の距離で散弾銃(サポット弾)で撃たれた。私もハンターでよく分かるが、150メーターでは鹿と人間の区別は肉眼で100%出来る。300メーターでも可能である。

死亡された営林職員は38歳で奥さんと3人の子供たちが残された。痛恨の極みである。

この事件で北海道猟友会は平成31年1月15日から3月31日まで国有林での狩猟禁止を通達した。この処置ではまだまだ甘いと思うが、これに抵抗する輩が北海道猟友会員にいる。そしてユーチューブでは意見を述べている。興味のある方はユーチューブで「北海道猟友会狩猟自粛のこと」で検索されたい。

ハンターでない人がこれを見れば、どのように思うであろう。とかくハンターは「自分の価値観」だけで行動し、視野が狭い。北海道森林管理局からの「お願い」も掲載した。この悲痛で怒りに満ちた一文もぜひ読まれたい。

このような手紙が、三重県のハンターまで送られてきた。情けない事である。

なお12月21日には三重県猟友会からも、同様の封書が届いた。

 

 


年賀状には苦労します

2018年12月14日 | その他

少なくなったとはいえ、100枚程度の年賀状を作成します。

大昔は木版画でしたが、プリントゴッコに替わりました。そしてPCとなりました。

プリントゴッコはフラッシュが無くなり、物置に入っています。

来年の干支は猪なので、色々考えましたが生きている猪は数秒しか知りません。

それでこの絵葉書を使用しました。

伊勢にあった合同電車の絵葉書です。雰囲気が良いでしょう。


背広の裏返し

2018年12月14日 | その他

子供の頃である。

10年ほど着用し、色の褪せた背広は仕立て屋に持参して、裏返してもらった。

一旦縫い目を解き、もう一度縫い直すのだ。これをやると新品の様になるが、胸ポケットは右胸になる。切れていた袖口や裾も少しバックしているが美しくなる。

こんな作業をする洋服職人はいない。

裏通りには洋服職人がいた。都市の洋服屋で修業をし、自宅の一室を作業場にして顧客を得た。父では着用しない粋なベストで、裁断する姿が見られた。

腕が認められると、いつの間にか表通りで「●●テーラー」と看板を揚げていた。英国製やらイタリヤ製の生地が並べられていた。私も一度ワイシャツとズボンを仕立てた。生意気にも袖をWにして注文した。出来上がるとプラッチック製のカウスボタンがオマケについていた(笑)。

これ等の洋服店も一店を除き、街からは消滅した。豊富なイージメイドの洋服や、首吊りに客が行ってしまった。私も「大丸でトロージャン」を注文していた。

たこ焼き屋の店員が職人を名乗り、洋服屋は消えて行った。