8月26日早朝ココが死んだ。
平成12年12月10日に父犬エロー・デューク・Yサニーフィールドと母犬エロー・ローズ・Yサニーフィールドの間に生まれた。約12年の生涯であった。猟野に於いて良く獲物(雉)を探しポイント、命中した雉を回収した。途中土中に埋め、知らん顔をして帰るのが愛嬌であった。尾鷲の山から美杉村の河原までともに狩をして思い出を作った。
ここ二週間は食も細り、三日前より水を飲むだけとなった。暑さを避ける為、葦簀や寒冷紗を設置したが効果はなかった。現役中は艶のあるオレンジ色の毛並みが美しく、狩の最中でさえ見惚れてしまうほどであった。それがここ数日、天人五衰のごとく汚れ、目脂は拭わず、鼻水さえ流すようになった。夜は小さな声で鳴き、何かに怯えているようでもあった。頭を撫でてやると安心したのか眠った。
愛玩犬ではなく使役犬である。幼犬より5年間は教育訓練に費やし、それでもモノになるか分からない。私には次の犬を育てる時間も体力もない。一代一狗とも言われている。ココが最後の犬となるであろう。もう少しココと遊びたかった。
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