二見浦には10年間ほどロープウェイが存在しました。
正しくは「二見浦旅客索道」と言い、二見町から音無山までの250メーターで営業していました。
高低差は109メーターで1932年から1942年まで営業しました。
山には小動物園もあり、夫婦岩しか特に名物の無い二見浦の観光スポットでした。
私は鳥羽日和山のエレベーターで頂上へ行くのが大好きでした。上昇するにつれて鳥羽湾の眺望が開け、時折吹き寄せる潮風は心地良いものでした。
このロープウェイも同じような感激を与えたと思います。
消滅の理由は戦争でした。