さて旅館の紹介の前にある人物を紹介したい。映画「翼よあれがパリの灯だ」で有名なチャールズ・リンドバーグである。1927年スピリット・オブ・セントルイスでニューヨーク~パリ間5,810KMを33時間29分30秒で横断した人物である。
そのリンドバーグが夫婦で1931年8月23日(82年前)、水上機シリウス号で根室町にやって来たのだ。当時の根室町民は大熱狂で迎え、アドバルーンさえ揚ったと当時の新聞は伝えている。そしてリンドバーグ夫妻が宿泊したのが「二美喜(ニビキ)旅館」なのだ。
1936年(2.26事件の年)に発行された「北海道案内」札幌鉄道局によると根室町では3軒の旅館が推奨されている。上記の二美喜と誉田旅館、渡邊旅館である。料金は2円50銭~4円である。現在は二美喜だけが営業を続けている。
残念ながら火災にあいリンドバーグの二美喜はない。場所も移っているが根室随一とされたお客様を大切にする心は脈々と続いている。料理良し、美人女将良し、酒もまた良し(2月26日泊)であった。電話は0153-23-2101です。
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そのリンドバーグが夫婦で1931年8月23日(82年前)、水上機シリウス号で根室町にやって来たのだ。当時の根室町民は大熱狂で迎え、アドバルーンさえ揚ったと当時の新聞は伝えている。そしてリンドバーグ夫妻が宿泊したのが「二美喜(ニビキ)旅館」なのだ。
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