狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

漢詩

2017年11月24日 | 俳句
俳句ではありませんが、最近感動した漢詩です。

かなり心境が近いので紹介します。

           張 九齢

  照鏡見白髪

  宿昔青雲志

  蹉夕白髪年

  誰知明鏡裏

  形影白相隣


猪肉です

2017年11月06日 | 狩猟と銃
11月4日に私が撃った猪の肉です。
8人で分配し、一人6キロ頂きました。参加した者は命中させた者も公平に分配されます。
持ち帰ると、トレーに濡らしたタオルを敷き、その上に肉を並べます。
翌朝見ると、タオルは血を吸って真っ赤になっています。このタオルは捨てて、清潔なタオルに替えます。



こうして冷蔵庫の中で3日間血抜きをすると、臭いも無くなり美味しい猪肉になります。
まだシーズンの初めなので、脂の乗りはイマイチですね。
友人たちに進呈します。残りは真空パックして、冷凍保存します。

11月5日の狩り

2017年11月05日 | 狩猟と銃
今日は、総勢8名の狩であった。
1名は銃が無く、勢子のアシスタントである。犬の世話をする。
しかし、結果はダメで、チラッと2秒ほど猪を見ただけである。



午後は気を取り直して、配置についていると前の道路を喧しい車が来た。
他の狩猟グループで、犬が鳴き続けている。
これはバカ犬で、良い犬は鳴かない。猪の臭いを取ったり追跡の時だけなくのが良い犬だ。
街のチンピラが裏街で吠えるのと同じだ。

ところが、其の一名が私のマチへやって来た。ここで既に狩猟をしているのに気が付かないのだ。
「オイ、こんな所に入って来ると撃ち殺すぞ」
こう言ってやると気が付いて、逃げて行った。
彼らの親方が、我々の親分に侘びを入れて、改めて一緒にさせて下さい、と頼んできた。
そこで我々の親分が、この狩場を渡してやった。
(ほぼ終わっていて、此処には何もいないと判断した為)
大喜びの連中は頭を下げていた。


平成29年度初猟(内地)

2017年11月04日 | 狩猟と銃
今日が初日となった。
私は山の下から2番目のマチについた。
9:30開始して、10分後に小さく犬が鳴いた。まだ遠いね。
すると一番下のマチで銃声がした。86歳のハンターである。つづいて2発聞こえ「放浪子さん、そっちへ行くぞ。大きいよ!」
前年と同じパターンなので、前年に現れた獣道に銃口を向けた。
しかし、現れない。3分以内で到達できるはずだ。
銃を降ろし、リラックスした。
15分後、猪は現れた。
よし、あと3メーターこちらへ来い。
歩いて近づい処を、ドンと一発。
猪は、モガイテ幅1メーターほどの流れに落ち、足をバタバタさせている。
無線機で命中した旨を報告し、猪に近づいた。
もう絶命していたので、血抜きの為に喉を刺した。


仲間が集まり、祝ってくれた。13貫ほどで雌の猪だった。