主婦インターンシップ制度なるものをご存じでしょうか?
実務経験のある主婦を実習生として受け入れた企業に対し、実習中の報酬を国が負担するという制度で、経済産業省が中小企業の人手不足を解消する狙いで導入したらしいです。
「主婦」という名称になんか抵抗感があり、内容の詳細を知ろうともしなかったのだが、昨日の新聞によれば、人手不足に苦しむ中小企業に広がっており、参加した主婦の約半数が実習後、正社員や契約社員として就職したということだ。
「主婦」が制度の正式名称になっているのがなんか…だって、主婦って曖昧じゃないですか!!育児や家事を主に行う既婚(または内縁)の女性とウィキペディアには出ているが…じゃあ、年齢は関係ないのか、育児や家事もやってない人はダメなのか、独身の人はダメなのか、内縁が主婦なら独身でも彼氏の世話をしてたら主婦なんじゃないか?とか疑問が尽きないのです。経産省としては、出産・子育てでブランクのある女性あたりをイメージしているのだろうけど、ため息がでますよ、この名称には。
それはさておき
実習期間は2週間から3か月間で、実習中は1日5000~7000円の報酬が支払われるそうです。応募条件は「同一企業で1年以上の就労歴。パート・アルバイトでの経験を含む」昨年度は2年以上・正規雇用のみだったので、実習生側の要件が緩和されてます。実習時間は1日4~8時間です。企業側は中小企業であることが必要です。該当するかどうかは、業種によって資本金または従業員数で決まります。短時間勤務を可能とする就労規定を採用時までに定めないといけません。あとは~国がカネを出すのですから、多くの助成金といっしょで細かいきまりがあると思いますが…
今年度の募集は9月で締め切られていますが、15年度も募集する方向で検討中だそうです。
採用を勝ち取った主婦の年齢が気になるところです。パンフレットには、30代らしい人の他、40代?50代?らしき人も笑顔で載っています。採用に至らなかった半分の人はどのような理由だったのでしょうか、これも気になります。一番気になるのは産経省の狙いです。人手不足の解消って…前にどっかでこんなのあったな…介護業界だ!私が勤務した介護施設にも人手不足のためいろんな人がやってきました。会社側は国やら県やらからお金は入るし、働く方は資格も経験もないのに金はもらえるし、介護福祉士の学校にタダで行けたりなんかして、これってウィンウィンじゃ~んみたいなかんじでしたが、違います。実習生に仕事を教える職員が気の毒でかわいそうでなりませんでした。実習生がへそ曲げて仕事に来なくなったら、施設に金が入りません。おえらいさんから、教え方が悪い、相手のことをもっと考えろ、もっと優しく教えろ、と叱られ、やる気のない実習生の尻拭いのため遅くまで残り(もちろん賃金不払い・ふんふん)ノイローゼになりそうな人がいました…やる気のない実習生は男に多いです、特におじさんです。
主婦インターンの主婦は違うと信じています!たぶん…
制度があるのならそれを利用してみるのもひとつの方法です。ブランクがあって就職に尻込みするなら、こういう方法もありますよってことで、一つの選択肢としてとらえたらよいと思います。うまく採用になったら、みんなで団結して待遇アップを勝ち取っていこうね!
経営者の方気分わるーくなったらごめんなさい。