今年は6月24日土曜日に開催いたします!
千字文は約1500年前に作られた、漢文の詩です。
四字で一句とする250個の短句から出来た韻文です。
南朝の武帝が異なる漢字千文字で、文官に命じてつくらせたそうです。
また、文字は王羲之の文字を集めて作られ、古くから書のお手本として珍重されてきました。
ただ、漢字を学ぶと言う意味では、大切な漢字が抜けているとの指摘もあるようです。
一、三、六、七、北、春、山が無いようです。
千字文以外のお手本で学べば良いだけのことと思うのですが(笑)
和翠塾ではその影響を多く受けている小野鵞堂先生の書いた千字文をお手本としています。
一回目は楷書、次に行書、草書と進めていきます。
隋、唐代の有名な能書家の多くが千字文を残していて、4回目以降の方にはそれらをお手本にする事をお勧めしています。
参加費用はありませんが、人数に限りがありますので、募集が始まりましたらお早めに所定の用紙にご記入ください。
所定の用紙は例年通り、通路のコルクボードに貼り出す予定です。
天位級を目指す方には千字文は必須のお稽古です。
また、初心者の方参加も大歓迎です!
一日で千字を書くことは中々できるものではありませんが、執着を断ち切り、次々に現れる難題に立ち向かうことで、書技上達は一日で大いに達成される事間違いなしのお稽古です。
少し細い筆を使いますので、貸出し用の筆を用意してあります。
ただし当たり外れも多いので、上級者には千字文用の筆購入をお勧めいたします。
フライング含め、一年に数日しか使わない筆ではありますが、完成したあかつきには綴じて残すことになりますから、そこは手を抜きたく無いところでもあります。
後世にあなたが書いた千字文を、お手本として学ぶ子孫が出てくるかもしれませんからね〜