臨書とはお手本を見て書く事です。
お手本があるなら簡単に書けるじゃん?
と思うあなたはお習字はやった事があっても書道はやった事ありませんね?
お習字は字を習う事。
読める様に、書き順を覚えてそらで書ける様にする事が目的です。
対する書道は書を通じて道を学ぶ事。
『道』って何?
お手本の題材の多くは儒教や老荘思想をベースとした格言や詩の一部分が多いのですが、そこから人としてのあり方学び育む事ができます。
それが書道における『道』と私は考えています。
それは儒教や老荘思想にとらわれず、もっと自由で自在な自分の在り方を求める『道』
『道』の先には何がある?
『行けば分かるさ』
アントニオ猪木がよく言っていた、哲学者の詩の一節です。
『この道を行けばどうなるものか。 危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。 踏み出せばその一足がみちとなり、その一足が道となる。 迷わず行けよ、行けばわかるさ』
宗教家、哲学者の清沢哲夫さんの作品だそうです。
書道塾に入門した時点で、あなたはすでに一歩踏み出しているのです。
その一歩が二歩になりやがて道ができる。
後からやってくる者があなたの作った道を辿るかもしれないけれど、あなたの目の前に広がるのは荒涼とした原野。
先達の作った道に出会う事もあるだろうけれど、それがあなたの道だとは限らない。
あなたの道はあなたが作り出さなければあなたの道にはならない。
道に迷っている中学生高校諸君に一言。
好きな事を心のおもむくままに見つけなさい。
見つけたらそれをとことんやりなさい。
とことんやれたならそれを仕事にしなさい。
あなたは生涯幸せに暮らす事ができるでしょう。
それが自分の為に自由自在に生きる事。
あなたが幸せになるための道はあなた自身が一歩づつ踏み出す事で作られるのです。
アントニオ猪木ほど過激な道は私には向いてないけれど(⌒▽⌒)
私が書道から学んできたのはそんな事。
それを使って、随分楽しく生きてきましたしこの先もそのスタイルを変えることはありません。
まし好きな事を仕事にしたり、それに近い事を仕事にできなかったら幸せになれないの?
そんなことはありません。
1日24時間。
使い方次第じゃないですか?
どんな事をしていても、どんな事からも学び取れる自由自在な心を書道で作っておきましょう!