梅ちゃんのガーデンブログ

コンコード環境デザイン研究所○ランドスケープデザインとまちづくりとマウンテンクライムのブログ

スタイル考 その2

2007-08-29 20:31:30 | デザイン
スタイル考 その2
 デザインは文化ですから地域や人によって多様なスタイルがあります。どれもそれぞれに個性を持っています。
 こう書くと堅苦しくなりますネ。デザインは論理で説明するのですが、表現は情緒・感覚で行う事になりますね。情緒・感覚に論理は無いといわれます。
 しかし、デザインというのはイメージを創ることでもあるから、人々に共通する美しく使い勝手の良いイメージが最も大切なのでしょう。多くの場合この共通するスタイルといわれるものを基本として考えられます。ここがポイントなのかもしれません。
 糸を紡ぐようにデザインをするならば、スタイルという型紙も使い文化性を持ったハイセンスな物にしたいものです。ただ現在の社会や創ることに関わる人を反映するような作品作りでなければならないと思います。

 デザインは機能に対する付加価値みたいなところがあります。機能的でより美しくさらに文化という個性を持っていれば商品としては魅力的でよく売れるということになると思います。ひるがえってランドスケープは、ガーデンは?これらは不動産で一品なので一つ一つに付加価値がつけば資産として価値が高くなります。

 芸術は一品ですが、アートとしてのランドスケープとなると美しいという以上にナニか謎が無いとアート性が出てこないということもいえるのではないでしょうか。
(写真はランドアート)
㈲コンコード環境デザイン研究所 TEL:092-673-2592 梅田


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スタイル考 その1

2007-08-28 13:26:12 | デザイン
スタイル考 その1

 私が子供の頃、絵を描いていたとき、自分が思ったように感じたように描けばいいんだよと教わりました。今も絵を描くというのはそういうことですね。芸術には自由な心が必要です。

 デザインの場合、この自由な心とスタイル・様式が必要です。スタイルが良いという言葉がありますが、この場合ディテールではなく全体が整っている。と言うことを指しています。

 スタイルには統一と秩序、が必要です。しかしそれだけではおもしろくないらしい。どこか不完全なところを意図的に残そうとします。未完こそが生きるしるし、あなたもわたしも。ロダンは鼻のかけた男の像をつくっています。これは人間のサガなんでしょう。水清くして魚棲まず、(引用が変ですが)といわれるとおりです。

 だから意図的に遊びの要素を取り入れたり、わざと外したり、空けてみたり、欠いてみたりまあ色々なことをデザインし考えます。

 跳びますが、ルネッサンス様式とバロック様式この様式は相反するスタイルですが、文化としてはつながっています。ルネサンスは調和、バロックとは歪んだ真珠。真珠は歪んでいてもそれはそれで価値があるみたいです。

 それはさておき、昨日は皆既月食でした。花火観賞登山のボランティアの予行練習があり、三日月山から見ました。ちょっと不気味できれいとは思わなかったけれど。三日月山から見る福岡市の夜景は一見の価値があります。百道浜まできれいに見えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする