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全国一般東京東部労働組合の記録

メトロコマース支部 第21回団体交渉の報告

2011年10月05日 09時40分12秒 | 東京メトロ売店

(上の写真=第21回団交に参加したメトロコマース支部組合員)

契約Bの女性販売員が新たに組合加入!会社のパワハラに抗議!
メトロコマースは組合の切実な要求に誠実に答えてください!

東京地下鉄(東京メトロ)の駅売店「メトロス」で働く契約社員らでつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部は9月16日、株式会社メトロコマースとの第21回団体交渉を東京・上野の本社会議室で行いました。組合側は後呂委員長ら8人、会社側は土佐取締役ら6人が出席しました。

この日の団交には新たに組合加入した契約社員Bの女性販売員が初めて出席しました。この女性販売員は、仕事上のささいなトラブルを理由に事業所の所長や副所長、エリアマスターら職制に取り囲まれて一方的に怒鳴られたり机を叩かれたりというパワハラ行為を受けました。団交でこの販売員は「なぜきちんと説明してくれないのか」と訴えました。会社は販売員をなんだと思っているのでしょうか。販売員も同じ人間です。販売員の言い分をきちんと聞いて、普通に説明すればよいだけです。それを怒鳴ったり机を叩いたりという形で屈従を迫る行為は、仕事上の指導をはるかに超えたパワハラです。人格権の侵害というしかありません。

この販売員はパワハラにあって悔しくて眠れなかったそうです。会社を辞めようと思ったほどです。団交で会社側は「不愉快に思わせたことは申し訳なかった」と謝罪しました。組合側は事実関係を調べたうえで次回団交で報告するよう求めました。

メトロスで働く販売員の皆さん!今回の一件は氷山の一角です。同じようなパワハラ行為にあった人は多いのではないでしょうか。泣き寝入りする必要も会社を辞める必要もありません。ひとりで悩まずに東部労組メトロコマース支部に相談してください。組合の仲間と一緒に声をあげて、だれもが働きやすい職場をつくっていきましょう。

この日の団交では、前回の団交で明るみに出た休職制度をめぐる差別問題について話し合いました。私傷病(仕事と関係ないケガや病気)をした場合、正社員は3年、契約Aは1年休めるのに契約Bはわずか4カ月でクビになるのです。加えて正社員には欠勤時の給与が補償されています。契約社員には一切補償がありません。この差別に対し、会社側は「正社員と契約Aは経験積みながら育成している。正社員と契約Aの代替は容易ではないので長期の休職期間を設けている」と平然と言い放ちました。逆に言えば契約Bは代替が可能、すなわち取り替えがいくらでもできる労働者だからと言いたいのです。メトロスの営業をもっとも底辺で支えている契約Bの販売員をあまりに軽く見た話ではありませんか。

会社側はこうも説明しています。「正社員や契約Aはいったん退職すると元に戻ることができないが、契約Bは退職してもあらためて販売員の求人に応募して採用されれば元に戻れるから4カ月で問題ない」。いったん退職したあと応募したら必ず採用してくれるのかと聞いたところ「それは分からない」というのです。こんな人を馬鹿にした説明はありません。

会社の言い分は屁理屈にしか聞こえません。私たちがメトロコマースの経営陣に訴えているのは、一般常識からも短い4カ月で契約Bだけ有無を言わさずクビになるのはおかしい、正社員や契約Aとの差別をやめてほしい、ということだけです。組合側は契約Bの休職制度を見直すよう再度要求しました。会社側は「検討する」とのことです。組合側はほかに差別があるかないかを調べるために正社員と契約Aの就業規則を組合に開示するよう求めました。

団交で組合側は、正社員と契約Aは週休2日制であるにもかかわらず契約Bの中には週休1日の人がいることを指摘したうえで、希望する組合員の勤務体系を週休2日制に改めるよう求めました。

また、組合では販売員が65歳以降も継続して働ける措置を求めました。

メトロスで働く販売員の皆さん、解雇、賃金、労働時間、パワハラなど仕事上のことで悩んでいる人は私たち東部労組メトロコマース支部にお気軽にご相談ください。泣き寝入りはやめて、いっしょに声をあげていきましょう。

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