「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2012年10月分から抜粋）

2012年10月にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「辞めたくても辞めさせてくれない」労働相談事例の抜粋報告です。

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「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2012年10月分から抜粋）
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2012年12月3日

1、　退職願いを提出しているのに、シフトを勝手に次々と入れられ辞められない。

２、社長がいつも罵声を張り上げたり社員に暴力を振るう。退職したいが社長が怖くて言い出せない。

３、健康保険が無い、残業代も付かない、休みも２週間に一回、有給休暇も無い、交通費も無い・・・。これでは辞めるしかないと会社に伝えると「常識があるなら１ヶ月前に言うべきだ」と辞めさせてくれない。

４、ハローワークの紹介で入社したが、始業時間２時間前の早朝出勤を「自己啓発しろ」命じられている。「自己啓発」は残業代は付けないとのこと。納得できないので退職を決意したが、会社は「後任者が見つかるまで退職は認められない」と辞めさせてくれない。

５、徹夜で仕事をして、翌日会議に行かなければならない時、車を運転し事故を起こしてしまった。会社の保険は使わせてくれず、自腹で相手の車の修理代などを支払った。そのお金は会社から借金した。社長の日頃の暴言もあり、退職したいが、借金もあり・・・・。

６、「ゆくゆくは正社員」という約束で入社したが、いつまでもパート扱い。パワハラもあり、上司に退職を伝えたが「雇用のことは社長」と取りあってくれない。肝心の社長は勤務先におらず、連絡先も教えてくれない。

７、賃金遅配が一年前から続いている。退職願いをだしたが、社長夫人が泣いて引き留めてきて、辞めさせてくれない。

８、看護師。留学をしたいので上司に相談すると「辞めたいからといってすぐに辞められるわけじゃない。あなたをこれだけ育てるのにどれだけ苦労したと思っているのか」と退職届も受け取ってくれない。

９、訪問看護。社長のワンマンが酷すぎる。仕事の些細なミスで損害賠償を請求してくる。就業規則が、勝手に変更されるなど耐えきれず退職希望をだしたが、受け入れてくれない。

１０、在宅でのデータ入れの仕事。ほとんど２４時間拘束の待機の上、極端な低賃金。辛いので社長に退職を申し入れたが「責任感がない。卑怯だ。あなたは逃げる癖が悪い」と批判する。退職を恨まれそうで怖い。

１１、朝７時から夜１２時までの長時間労働に嫌気がさし、退職を決めた。上司は「契約を結んでいる以上一方的に辞められない。もし辞めたら離職票や源泉徴収票はださない」と言っている。

１２、家族経営の零細会社。勤続１年。求人内容とあまりにも異なるので社長に退職を申し入れたら、社長から「一年で退職とはどういうことだ。社会人として責任をとれ。辞めることは許さない」と罵声を浴びせられた。辞められないのか。

１３、低賃金で長時間労働、残業代未払いの会社。かねてから夫婦二人の人生をかけて計画していた世界旅行のため、退職を申し入れた。社長は「そんな勝手な理由で退職するなら、こちらもあらゆる手を使ってお前の人生をめちゃくちゃにしてやる」と脅してくる。

１４、１ヶ月前に退職届けを提出したが、専務が土下座して「居てほしい。あなたが辞めると客先が不安になる」と辞めさせてくれない。なんとか円満に辞めたいのだが。

１５、入社して１０日間。退職したいが「試用期間３ヶ月間は辞めさせない」と上司。

１６、ひとりの上司の目に余るセクハラが続き、女性社員が結束して立ち上がって、会長に訴えたのに、もみ消された。退職したいと言っても辞めさせてくれない。

１７、「辞めると損害賠償で訴える」と脅してくるので、怖くて辞められない。

１８、「次の人が見つかるまでは辞められない」と辞めさせてくれない。 

 

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