「有給休暇」関連相談事例から2011年12月にNPO法人労働相談センターと東部労組に寄せられた「有給休暇」関連相談事例から抜粋して紹介します。
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「有給休暇」関連相談事例から(2011年12月分)
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2011年2月10日
1、入社して6ヵ月過ぎたが、有給休暇を使わせてくれません。残業の割増手当もでません。
2、忌引き休暇もなく、年次有給休暇も無い。
3、会社の年休申請用紙には「必ず携帯で連絡が取れる状態でいることを了解する」の文章が記載されている。
4、退職に当たり、残っている年次有給休暇の全消化を申請したら、会社から「自己都合退職の場合は消化できない」と断られた。会社が正しいのか。
5、転職で新会社も決まったが、今の会社の年次有給休暇消化中に、新会社の研修を受けても問題はないか。
6、退職が決まり、年次有給休暇の消化に入ろうとしたら、会社から「すぐに退職しろ」と迫られた。これでは年次有給休暇は使用できない。
7、人が足らず、休みが取れない。
8、新聞奨学生。勤続3年。年次有給休暇がありません。他の新聞店の仲間は普通に年次有給休暇をもらっています。店主に言うと、喧嘩腰で脅してきます。
9、大手企業で電話オペレーター。勤怠で欠勤・遅刻・早退はマイナスポイントが付く。それはわかるのですが、年次有給休暇を取得した場合でもマイナスポイントが付く。これでは誰も年次有給休暇を取りたくてもとれない。労基法違反ではないか。
10、上司の暴力などのパワハラで同僚が追いつめられ、うつ病になった。同僚は12時間労働を強いられ、残業代もでない。社長も「若いうちは働いたほうが良い」と年次有給休暇をくれない。
11、契約社員。勤続3年。年次有給休暇の使用を伝えたら「労務費がオーバーするから駄目です」と言われた。このままでは年次有給休暇を一日も使わないまま、辞めそうです。
12、管理職。我が社では、年次有給休暇は年に6日しか貰えない。社長に文句を言ったら「罰金がある訳でないから、うちはうちだ」の一点張り。この5年間で社員のボーナスも昇給も無くなった。社長はゴルフや海外旅行など贅沢三昧をしているのに。
13、うつ病になり、病気欠勤の連絡を電話で出来ないほど症状が重くなり、仕方なくメールで年次有給休暇取得を届け出て休んだ。しかし会社は「電話が無かったから無断欠勤だ」と言う。
14、「社員は使い捨て」と考える会社。連続勤務10日間は当たり前。年次有給休暇も認めてくれない。会社は「もし労基署に行ったら、もちろんクビにする」と平気で口にする。
15、週3日勤務のパート。会社は年次有給休暇が無いと言う。
16、美容室。経営者からスタッフ全員に一方的な労働条件の変更が通告された。「経営困難な為、休日を増やし賃金3万円カット。有休は無し」という内容。抗議しても聞いてくれない。
17、退職に当たり、会社に残っている年次有給休暇の買い取りを求めたいのだが、可能か。
法律で有給休暇取得の権利を明記されているので、取得して問題あるのでしょうか?
そこのブラック企業のCEOに問いたい!!