東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

市進支部 団体交渉

2017年09月27日 14時42分29秒 | 学習塾・予備校

9月26日、東部労組市進支部と(株)市進との第40回団体交渉が新小岩の会社施設で行われました。
会社側からは(株)市進の原園取締役以下5名、組合からは東部労組本部菅野委員長と市進支部並木委員長と高畑組合員が参加しました。

【移動時の賃金不払い分支払いへ】
組合は1月30日の団体交渉における春闘要求の一つとして「新年度体制説明会や学年別の担当者会議など教室外での業務から教室内の業務に戻る際の移動時間の賃金を支払うこと」との要求を行いました。これに基づき、会社はこの問題の是正を約束しました。
そして今月、会社は上記時間分につき、過去の不払い分を支払う旨、講師に通知しました。組合の要求によって実現した大きな成果です。

【サービス残業を勧奨?】
9月はじめ、東京における講師向け説明会において、会社職制から講師に対しサービス残業を勧奨する趣旨の発言があったとの情報を受け、組合はこの点につき会社を追及しました。同説明会においてその職制は映像(ビデオレター)による発言の中で、タイムカードの打刻時刻に反映されない形での労働を指示していたというのです。
会社は「そのような発言はあり得ない」、また、「会社としてサービス残業を勧奨することもあり得ない」と回答しました。しかし、組合が追及すると「事実関係を確認したい」と回答しました。

【講師への差別を是正せよ】
組合は引き続き、非正規労働者である講師の待遇改善(慶弔休暇の付与、一時金・退職金制度の創設・報奨休暇の付与等)を強く求めました。
このかん、郵政産業労働者ユニオンが労働契約法20条(期間の定めがあることを理由とする不合理な差別の禁止)を根拠に闘っている裁判で9月14日、差別是正に資する判決が出されました。この判決では、正社員にはある夏期・冬期休暇、有給の病気休暇が非正規労働者にはないことを「不合理な労働条件の相違」であるとして差別待遇を認定しました。
組合はこの判決を例に、講師の差別待遇是正を改めて求め、会社も「真摯に検討する」と回答しました。


市進で働くみなさん!
みなさんの職場における問題、改善を求めたいことなど、組合に入っていっしょに問題を提起し、改善をかちとっていきましょう!
ぜひ東部労組市進支部にご相談ください。


東部労組市進支部のホームページを開設しました。
http://www.toburoso.org/ichishin/index.html

市進関連の職場で働くみなさん、学習塾業界で働くみなさん、このホームページをご活用いただき、職場で困ったことがありましたら東部労組市進支部にご相談ください。

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