
(上の写真=民放労連セミナーで講演する東部労組の須田書記長)
民放労連セミナーで須田書記長が講演
民間のテレビ局やラジオ局の産業別労働組合である日本民間放送労働組合連合会(民放労連)が11月10日に東京都内で開催したセミナーに、全国一般東京東部労働組合の須田光照書記長(NPO法人労働相談センター副理事長)が講師として招かれ、「労働組合基礎講座~いま求められる労働組合とは~」と題して話しました。
全国各地の民放会社で労組活動を行っている役員や組合員ら約50人が参加しました。須田書記長は労働相談の具体的な事例やワタミで起きた過労自殺などに触れ、ブラック企業で働く労働者の過酷な実態について説明しました。東部労組で昨年結成した3支部の初めての団体交渉をまとめたDVDを上映し、「組合結成は労働者が奴隷から人間に変わる瞬間。ここに労働組合の原点がある」と話しました。また東部労組で使われるスローガン「一番弱い労働者を基準に置く」を紹介し、非正規労働者や子会社・下請けの労働者との団結の重要性を強調しました。