(写真=07年5月にあったデイベンロイ労組支部による構内集会)
パート女性への不利益変更の攻撃を労働組合がはね返す
クリーニング会社「デイベンロイリネンサプライ株式会社」(本社・東京都大田区)で働く人たちでつくる私たち全国一般東京東部労組デイベンロイ労組支部の組合員である女性パートに対して、契約更新にあたり「営業所の経費削減のために契約時間を短縮したい」との申し入れが会社からありました。「生活があるので時間の短縮には応じられない」と女性は答えていましたが、その後も会社側は課長や次長ら管理職を使って労働条件の不利益変更を飲むよう迫ってきました。
女性から連絡を受けたデイベンロイ労組支部は4月8日に会社との団体交渉を持ちました。団交に出席した女性は「10年以上働いてきました。生活のため時間短縮には応じられません。従来通りの契約にしてほしい」と真剣に訴えました。組合も「組合員の労働条件の変更については本人に直接話さず、まず組合を通すべきだ。経費削減のためにパート労働者にしわ寄せすることは認められない。今回の契約時間短縮については認めない。従来通りの契約をするように」と会社に申し入れました。
団交で会社は「前向きに検討して返事したい」と述べました。そして4月12日に会社側から「契約時間短縮の申し入れを撤回し、従来通りの契約とする」との正式な回答が組合に届きました。労働組合に団結して闘ったことにより、パート女性にかけられた労働条件の不利益変更の攻撃に勝利することができたのです。団交に臨む際、この女性に他の組合員が「頑張ってね。組合に入っていて良かったね。大丈夫だから」と励ましていたのが印象的でした。
パート労働者のみなさん!契約更新の際に会社側から不利益な契約に変えられそうになったときも労働組合に入っていれば、デイベンロイ労組支部のように撤回させることできます。労働組合に入って、生活と権利を守りましょう。