福島原発事故10カ年糾弾!東京電力前労働者抗議アピール行動
全国一般東京東部労組は3月5日、東部労組春闘一日行動の一環として「福島原発事故10カ年糾弾!東京電力前労働者抗議アピール行動」を実施しました。当日は東部労組の呼びかけに応えた労働組合・ユニオンなどから約80人の労働者が東電本社前に結集し、「すべての原発をなくせ!」「東電経営者は責任を取れ」と怒りの声を上げました。
行動の冒頭、参加者は2011年3月11日の東日本大震災とそれに伴う福島原発事故に関連して亡くなった犠牲者への追悼を表すために黙祷を行いました。その後、原発事故によって多くの労働者民衆から故郷と仕事を奪い、命と生活を破壊してきた張本人である東電の経営者を糾弾するシュプレヒコールを上げました。
最初の発言は、福島原発の周辺地域である富岡町出身でいまも家族が避難を強いられている全国一般・全労働者組合の組合員小笠原七重さんが行いました。「故郷と思い出を返せ!20年、30年たっても私は東電を恨む」との小笠原さんの真剣な訴えは参加者の魂を震わせました。
その他に発言した各労組・団体は次のとおりです。全国一般・全労働者組合、東京管理職ユニオン、下町ユニオン、国鉄労働組合千葉地本、郵政産業労働者ユニオン、京成労組の民主主義を守る会、ユニオンネットお互いさま、電通労組、葛飾区労協、全国一般労働組合全国協議会、東部全労協、全労ユナイテッド闘争団、東部労組。
あれだけの大事故を起こしながらいまだに原発再稼働に固執している東電経営者への怒りや東電の労働者・労働組合にともに原発反対に立ち上がる呼びかけなどが発言されました。
最後にあらためてシュプレヒコールを上げ、原発事故の風化を許さず労働者が先頭に立って反原発運動を再高揚させようと誓い合いました。