私たち全国一般東京東部労組が昨年来取り組んできた内定取り消しの問題について、10月6日付『朝日新聞』朝刊が紹介しました。
記事は若者世代の組合観をテーマにした特集です。東部労組に関係する部分を以下に抜粋します。
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昨年秋以降に企業の内定取り消しが横行した際、労組は困惑する学生たちを支える役割を果たした。
「独りではない、何とかなるかもしれない、という心強さがあった」
昨年11月、不動産関連企業に内定を取り消された男性(24)は、そう振り返る。取り消し後、全国一般東京東部労組に入り、会社に補償を求めて団交に臨んだ。団交前に会社が示していた補償金額は、団交で倍以上になった。
当初は労組に対し、「拳を振り上げてデモ行進」というイメージしかなかった。団交の経験を経た今は、個人では限界があることでも力をまとめて実現を目指す存在だと感じている。労働環境を守るためには、なくてはならないものだとも思う。
就職活動をやり直し、この春入社した会社には労組があり、組合員の声をよく聞いてくれる。だが、実は労組のない企業の方が圧倒的に多いことを知って驚いた。
「不利益を受けた時に『おかしい』と声を上げるのは当然のこと。でも、それができない状況にいる人たちはどうするのだろうか」
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記事には大学生の労働組合に対するイメージのアンケート結果が掲載されています。
いま働く若者を取り巻く環境はとてもひどい状況にあります。不当解雇、ワーキングプア、長時間労働、サービス残業、有給休暇が取れない、職場のいじめ、雇用保険未加入……。昨年の20代と30代の自殺者は過去最多の8288人にのぼりました。
若者のみなさんに私たちは呼びかけます。生きづらい社会をいっしょに変えていきましょう。労働組合に入って声をあげましょう。仲間とつながりましょう。泣き寝入りせず、いっしょに闘いましょう。
★10月10日(土)午後2時、東京都港区の芝公園23号地で、若者の雇用問題をアピールするための集会「みんなの働き方レボリューション」が開催されます。参加費は無料です。1人でも多くの参加をお願いします。
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/a744d6062180d2db2d3b8725492c5ca0
対外的には「労使ともに円満関係」
現実は違います。
その為にも「労働組合」という武器を備え付けましょう。