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(画像:阪急トラベルサポートが国内宿泊旅行を対象に使用するとしている自己申告用紙)
阪急トラベルサポートは9月25日、「来年3月より国内宿泊旅行について時間管理の導入を検討する」と発表してきました。その上で、時間管理の方法として、「自己申告制」を行う、としています。
この発表に基づき、10月1日より「自己申告」の用紙が配られ、それに労働時間などを記入することが始まっています。
ただ、そこで注意しなければならないのは、会社・業界が「交通機関乗車中」を「休憩時間」として扱う可能性が大きいということです。
実際、阪急トラベルサポートの自己申告用紙には、業務を行った時間を記載する欄に加え、「業務を行っていない時間の合計(労働時間より差し引くべき休憩時間)」を申告させる欄があり、それには「自由行動」「運輸機関(航空機、列車、船舶、夜行バス)」の欄がそれぞれ設けられています(画像参照)。
そもそも「休憩時間」について労働基準法では、「使用者は、第一項の休憩時間を自由に利用させなければならない」(第34条3項)と定められています。また、休憩時間の定義については、「休憩時間とは単に作業に従事しない手待時間を含まず労働者が権利として労働から離れることを保障されている時間の意であって、その他の拘束時間は労働時間として取り扱うこと」(昭23.9.13基発17号)とされています。
つまり休憩時間とは、「会社の指揮命令から完全に解放されている時間=その時間、労働者が何をしようと自由な時間」なのです。家に帰って昼食をとるのもよし、公園でお昼寝していてもよし、とにかく労働者の自由に利用できる時間なのです。
では添乗員の労働はどうでしょうか。交通機関乗車中は「何をしようと自由」でしょうか。そんなことはありません。そもそも、「交通機関にお客さんといっしょに乗る」こと自体が業務です。それはアイテナリーや指示書によって会社から指示されています。であれば、そもそも「業務から完全に解放されている」ことにはなりません。
また、交通機関乗車中であっても、お客さんからの問い合わせ、トラブルなどがあった場合、それに対応することが常に求められます。つまり、交通機関に乗車中は「業務の発生に備えて待機している時間」=上の基発が触れている「手待時間」なのです。そうである以上、それは「休憩時間」ではありません。「拘束時間であり労働時間」なのです。
これは三田労基署が2007年10月1日に阪急トラベルサポート宛に発した是正勧告指導からも裏付けられます。
三田労基署はこう認定しています。
「交通機関乗車中であってもマニュアル等を通じて業務指示が出ていることから、乗車中の時間も労働者が自由に利用できることが保障されている時間とは認められず、当該業務に従事する労働者については、事業場外みなし労働時間制の対象とは認められません」
つまり、行政機関が「交通機関乗車中は休憩時間ではなく労働時間である」と明確に認定しているのです。
以上のことから、私たち東部労組・HTS支部は「交通機関乗車中も労働時間」として、「休憩時間」としての自己申告は行いません。
添乗員のみなさん、もしみなさんの会社で「自己申告」が行われても、交通機関乗車中の時間は労働時間として申告しましょう!
これでは、遠方への添乗はばかばかしくて出来ません。現地添乗員で十分でしょう。
時間拘束してるにも関わらず、労働時間でないとは・・どこでもドアがあるわけではないんです。
どうしてもというのなら、添乗員の席は別車両で取り、お客様には、阪急交通社は、新幹線車内は、添乗員への給料の支払いはしておりません。添乗員の自由時間ですので決して話しかけたりしないようにとの記載を、大きく日程表に書くべきでしょう!!
ほんと、姑息!阪急交通社!最低です!
例えば、
オプションの弁当の注文&発注とか、絶対!やらねえぞ。
ホテルへの減員報告もやらねえからな。
仕事時間じゃないんだからな。
ふざけんな!!
調査も何も、明白にわかっているくせに。
あの手この手でみっともない。印刷代だって添乗員の給料の一部から出ているんでしょうに!!!怒
大体、ツアーのデフレが始ったのも阪急のせいだと思う
でも、移動時間も仕事とみなすと、高くつく。
初めから今以上に利用するために、仕組んだとしか考えられません。
どこまで使い捨てれば、気が済むんですか。会社のために頑張って来たんですよ、私達は。
我慢に我慢を重ねて、奉公してきた私達に対する処遇ですか?
呆れる!
そして怒ります!
この労働時間申告書について阪急さんから聞いたことを書きます。
まず、このような申請書を出させるかというと、皆さんもご存知だとおもいますが、完全時間給にする為の労働時間の実態調査をするためです。
次に、運輸機関を業務時間からはずしているのは、労働時間を12時間以内にするためです。
とにかく動いていないときは、休憩時間として給料を発生させないのが目的です。
ここでの問題は阪急が労働時間の考え方が間違っているということです。とにかくみなし労働として11.75時間におしこもうというセコイ考えがよくわかります。
私の個人的疑問なんですが、労働時間を自己申告制にして時間管理の意味を成すのかということです。今の打合せの時間延長の場合もそうなんですが、打合延長の申請をだしても、いろいろ言われ却下されるという添乗員さんからの苦情が相次いでいます。おそらく、この自己申告制も同じようなことになるような気がします。
阪急もやるならばやるでいい加減なことをせずにちゃんと検証をしてから始めればいいのにと思います。
労組側の問題ですが、移動時間とかの個別の問題も大切ですが、もっと根本の問題を取り上げてください。表面的なことしか取り上げてないように見えます。
そして、この労働問題は東京だけでやっているとおもいます。うちの添乗員は「東京が余計なことをするから仕事量だけ増える」と言っています。私は立場的に聞いて聞かないふりをしていますが
もっと地方の添乗員に理解してもらい、立ち上がる運動をしてみてはいかがでしょうか?
指示された交通機関に乗車中はまさに業務です。
『添乗員』は、付き添い同乗する人のことですから。
ガイディングしたり、弁当売ったり、オプション売ったり、お金集めたり、本来の業務以外のことをやらされ過ぎてきたので列車に乗って体使わず頭だけ使っている時間がまるで何もしていないかのように言う会社は根本からすでにズレきっています。本質に戻ってください。
そして、そういう添乗員達自身もズレ始めてやしませんか??
なぜお客様と同じ交通機関に乗るのか、それは、「旅行者に対する運送サービスの確実な提供、旅行に関する計画の変更を必要とする事由が生じた場合における代替サービスの手配」等を円滑に行うのが旅程管理者のお仕事だからです。これは実際同乗し現認していなければ誘導すらできません。
乗る予定の飛行機が欠航になってしまったら?一度は乗ったものの大きく遅延したり、天候で予定の空港に着陸できなかったら?
列車だって同じことです。
お客様が添乗員付きのツアーを選択するのは、常に随行人がいることが安心だからです。
いつだってお客様から話しかけられる状態にあることを「休憩」などとは言いません。
例え話しかけられなかったとしても、です。
事故やトラブルが起きなかったとしてもです。
その態勢にあることそのものが業務なのです。
自己申告なのだから、休憩じゃないと思ったら書かなくていいのです。
添乗員の旅程管理者としての意識と誇りが問われています!
今回の件で、遂に黙っていられなくなりました。
組合員さんのコメントにあった様に、「添乗員としての意識と誇り」をもって、毅然とした態度で来るべき事態に臨んでいきたいと思います。
始業何時、就業何時、休憩何時から何時、だけでいいのではないのかな?
わざと複雑面倒にしている狙いはなんですか?
内勤の仕事している人も、タイムカードだけではなく何時から何時に何をした、ランチタイムどのくらいとったとか、トイレ、喫煙所とか、そんなことも申告しているのでしょうか??
誰かに許可とっていちいちしているとか?
これって、日本の会社のスタンダード?????