みなさんへ
シリーズ「解雇理由」2011年8月分です。
NPO法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられたメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。
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シリーズ「解雇理由」2011年8月分
(「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例のまとめ)
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2011年10月15日
1、月80時間超える残業が続く。過去2回うつ病で休職。また、うつ病で休んだ。会社から「同じ病気での休職は認めない。欠勤扱いとする。今度休んだら辞めてもらう」と言われた。
2、外資系会社。本国の米国への異動命令。了解して準備していたら異動直前になって解雇通告が出た。
3、試用期間3日目。「労働条件の明示書を欲しい」と言ったら、即日解雇された。会社は「日当15日分を払うから振り込み先を教えろ」と言う。
4、勤続3年。期限の定めが無いアルバイト。解雇通告された5日後に一旦解雇撤回されたが再び解雇通知が届いた。
5、試用期間中、社長の「解雇理由の無い一存での解雇」は有効なのか。
6、正社員。人事部に呼ばれ「職場の同僚にパワハラをしたので退職届を提出しろ」と強要され退職届を提出してしまったが、パワハラはしていない。同僚10名が証言・証明すると言ってくれている。
7、保育園栄養士。勤続3年。退職勧奨を受けている。理由は「最近ミスが続いたこととコミュニケーション能力が低い」と言われた。退職勧奨を受け入れない場合は、「栄養士から用務に変える。勤務時間も4時間に減らす」と言われている。
8、会社から「年収200万円削減か退職かどちらか選べ」と連絡を受ける。
9、卸売業。勤続1年。出荷の仕事が、ひと段落ついた時に煙草を吸っているところを常務に見られて咎められた。直後に、上司から「要領が悪い」「能力が低い」等の理由で退職勧奨を受ける。
10、そば屋。勤続2年。口では言わないで舌打ちする経営者に、「舌打ちはやめて欲しい」と頼んだ事を根に持って時給を150円も減らしてきた。そして「ここの店は誰の店だ。やめてもらって結構」と言い、辞めさせられた。
11、2年勤続。歯科医院でパート。「2ヵ月後から来なくていい」と言われたので労基署に相談した事を雇用主に告げたら「即日解雇」された。院長は「解雇予告手当も出したくない」と労基署に相談に行き説得される。今後の生活を考えると不安。裁判しか道は無いのか。
12、調剤薬局に入社。たった4日でいきなりクビを宣告される。こんな簡単に人をクビに出来るのですか。
13、外資系企業のIT部。「英語は喋れなくても構わないから」という約束で入社して、仕事をしてきた。ところが、突然「君は英語が喋れないから会社に残す事は出来ない」と言われ、転職サイトが記載されたメールを送ってきた。
14、会社はソフトの違法使用をしている。「発覚すれば億単位の損害賠償で会社が潰れる」と上司も言う。こんな会社が嫌で堪らず退職を考えているが、こういう場合も自己都合になるのか。
15、派遣社員。派遣先で窓口受付。派遣元から「男女のうわさが出ているから、自己都合で退職するように」と言われた。男性社員と一度ランチの約束のメールはしたが、それ以外は全く身に覚えがない。泣き寝入りは嫌だ。労働審判をしたい。
16、倉庫内梱包作業員。10年間勤務。先日、社長から私語についての注意を受けた。社長は、机をたたき怒鳴った。それ以来、社長の前に出る事が怖く社長を避けていたら、社長からの「5万円の減額か退職のどちらか選べ」の手紙が机の上に置いてあった。会社は、雇用保険にも加入していない。失業保険は貰えないのか。
17、ハローワークの紹介で入社したが、3ヵ月過ぎた頃、「あなたにはこの仕事は向いていないから、現場監督になれ」と無理やり承諾させられ、大型ダンプを貸与され、車の整備も自分でやらされている。昼食を食べずに働かされている。残業代も有給休暇もない。「嫌なら辞めて構わない」と言う。
18、60歳定年後の再雇用を申請したが、会社から断られ、「自宅待機」か「他社への就職の紹介」のどちらか選べと言われている。
19、会社への受注が減り事業が悪化したとたんに、社員に「やる気がない。退職したらどうか」と言いだした。
20、取締役。一方的に「経営悪化」だと解雇された。退職金支払いも拒否された。実際は経営は悪化していない。
21、パート。仕事中、居眠りをしてしまった。「明日から来なくていい」と言われ、退職届けの提出を求められている。居眠りについては反省をしているが「自己都合退職扱い」には抵抗がある。
22、あまりにも適当な社長にメールで意見を言った。とたんに社長から執拗な退職勧奨が始まった。
23、一ヶ月毎の契約社員。契約途中で解雇される場合に「30日前予告か予告手当30日分」は適用されるか。
24、仕事中の個人的なネット閲覧を理由に解雇された。
25、面談時「●月からお願いしたい」と採用されたのに、その後しばらくして「白紙に戻す」と連絡が入る。
26、製造会社。労働現場で第一級有機溶剤のトリクレンを使用させられ、中毒になり仕事が出来なくなった。会社は責任を認めようとしない。
27、「整理解雇」、「能力不足」と解雇理由が二転三転の解雇通告。解雇理由書を内容証明書で請求したら「解雇は無かったこととする」と返事が。もう会社に戻る気力は失せた。
28、パワハラによる退職強要を労働審判で争いたいが、弁護士が「パワハラは労働審判にはなじまないから難しい」と言う。本当か。
29、外資系貿易会社。売上・利益共増収しているのに、退職勧奨を受けている。