添乗員日記⑤ <労働基準監督署に申告>
2006年9月7日
9月6日・7日と三田労基署・中央労基署に株式会社旅行綜研とダイヤモンドシステム株式会社を労基法違反で申告しました。申告概要は以下の通りです。
2006年9月7日
労働基準法違反申告書
中央労働基準監督署署長殿
労働基準法違反の事実がありますので、労働基準法第104条第1項に基づき、次の通り申告します。
貴署におかれましては直ちに事実を確認の上、違反事実を是正すべく職権を発動されるようにお願い致します。
①申告者住所 東京都葛飾区青戸3-33-3 電話03-3604-5983 氏名 全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組合執行委員長 岸本町雄組合員 鈴木 一郎(仮名) 組合員 城島 剛(仮名)
②違反者名称 株式会社旅行綜研代表取締役 清水哲郎住所 東京都港区西新橋1-7-13 電話03-3519-4416
③違反者の業種・社員数など 添乗員派遣業 130名
④労働基準法違反の事実
(1)労基法第37条違反違反者は、申告者鈴木と城島に対し、時間外労働、深夜労働をさせているにもかかわらず、割増賃金を支払っていない。
(2)労基法第34条違反違反者は、申告者が1日8時間以上の労働をしているにもかかわらず、休憩時間を与えていない。(3)労基法第32条違反違反者は、申告者に対して、1日につき8時間、1週間につき40時間を超える労働を行なわせている。
(4)労基法第39条違反違反者は、申告者に対し、法定の年次有給休暇を与えていない。
(5)労基法16条・91条違反違反者は、業務開始時間に遅刻した場合、「罰金」として2,000円を支払う旨の契約をあらかじめ定めている。
(6)最低賃金法違反違反者は、申告者の添乗後の清算業務に対し、1日あたり2、000円しか支払っておらず労働時間で割ると東京都の最低賃金である714円を下回る。
添付資料
①未払い残業代・未払い賃金計算表等
鈴木 平成17年6月から平成18年5月まで 合計2,017,004円
城島 平成17年5月から平成18年6月まで 合計1,480,414円
②労働時間記録 ③賃金明細 ④その他関連する資料
近々、その中身も明らかになるはずです。
会社の「みなし労働」の主張は通用するはずがありません。
問題は、今回の旅行総研に対する<是正勧告>を大手の旅行会社がどう受け止めるのかが問題となります。今後旅行会社が、適正な労働時間と時間外労働への割り増し賃金分を支給するのかどうかです。
旅行会社が拒む時は、彼らとこそ真正面に闘う必要に迫られます。
インターのゲート前で乗降を指示してきたとき、危ないって伝えたら、添乗員は意見するなってゆう我儘ぶり(-д-;)お客さんをインター前で道を横断させました。
反面教師で良い勉強になりました。就職して8日。いまから頑張ります
信じられない程の酷使です。酷使より「虐待」です。
コメントこれからもよろしくお願いします。
(スタッフ)
修学旅行の添乗なんて、本当に悲惨なものですよ。学校や教師・また営業担当者にもよりますが、早朝5時~深夜3時まで、ぶっ通しでお仕事・・それが4泊なんてことも多いです。
私は勇気なく、何もできずにおりますが、おふたりには「声を上げられない添乗員の分も、どうかがんばってください!」と、心から応援いたしております。
そして、この件が旅行業界並びに観光業界の闇の部分に光を当ててくださることを切に願います。
斉藤さんへ
コミーさんへ
元添乗員さんへ
ビックリツアーさんへ
コメントに感謝します。
みなさんのコメントが、必ずや悪徳旅行会社を追い詰める大きな武器となります。
彼らはこのブログを絶対に見ています。戦々恐々として覗いていることは間違いありません。
これからもどしどしコメントを下さい。
みんなで「よってたかって」闘いましょう!
スタッフより
添乗時の日給の低さも、酷いですが打ち合わせや清算手当もひどいものですよね
某社は、1200円でした。
お客さんは、安いツアーなのに、値段に合わない物をもとめすぎです。
一度独りで旅にでればよくわかると思います
私のいた所は、男性アサイナーが面食い・若い子好きでそういう人には、美味しい仕事がまわっていました。
某社のチョッピリプレゼント。ゴミのもとです。
安いツアーだと昼は、オプションメニューの販売
入園料が旅行代金に含まれていないとそれもまとめる
ドライブインに沢山寄るのに、土産のオプション
その集計と清算だけでも大変なのに、旅の盛り上げはありましたか?なんてアンケートの項目に書いてある某社。
国内もガイド付きが減りガイドまでしなくてはいけない旅行会社もあるみたいですね。
青森に泊まるのに、なぜか郡山駅で新幹線を降りて、宿入り8時は当たり前の某社
お客さんも、運転士さんも、添乗員もくたくたです。
シーズン中は、連添で、一週間も家に帰れず。
ちゃんとした休みほとんどなく働いて十\五万ちょいの給料
やってらんない
こんなに大変な状況で添乗員の方が働いているとは知りませんでした。
自分も影ながら応援しています。
それではお体には気をつけて。
とにかく、お二人に敬意を表します!
このままでは、いい添乗員から先に辞めて生きますよ。
添乗員の方々は、この申告を参考にしてもっと労働条件改善に大きな声を上げてほしいです。
㈱旅行総研は添乗員に対しての労働基準法違反、労働搾取を即刻中止して下さい!!