「ツアー(アサイン)のない期間」について休業補償をかちとる!
5月28日、東部労組HTS支部と阪急トラベルサポートとの団体交渉が行われました。この団体交渉で会社は、このかん組合が求めている「アサインされたツアーのない期間」(形式上の雇用契約のない期間)についての休業補償(「みなし休業補償」)につき、制度として実施する旨を明言しました。
5月に入り、「アサインされたツアー」がなくなる=休業補償の対象がなくなることから、組合は「みなし休業補償」の必要性についてマスコミへの働きかけ、業界団体である日本添乗サービス協会(TCSA)への要請、福島みずほ参議院議員の支援を受けての厚労省への働きかけなどを通じ、社会的に広く訴えてきました。
また、雇用主である阪急トラベルサポートに対しても「みなし休業補償」の実施を強く求めていたところです。
このような組合の闘いの結果、ひいては当事者であるHTS支部大島組合員が労働組合で声をあげた結果、「みなし休業補償」の実現をかちとることができました。
HTS支部の闘いの大きな成果です!
ただ、会社が実施するとした「みなし休業補償」の内容面については、添乗員の実態をふまえると不十分と言わざるを得ない面がまだまだあります。
会社による「みなし休業補償」の金額算定の根拠となっている「直近の稼働実績」に「打ち合わせ・精算業務」の日数が算入されていないこと、ベースとなる時間単価が実際の時給より低額となっていることなど、組合はこの日の団体交渉で「実際の労働実態をふまえるべきだ」、と修正を強く求めました。
これにつき会社は「雇用調整助成金の上限額引き上げなど、制度のアップデート・変更をふまえ対応すべきは対応していく」との趣旨を回答しました。
HTS支部は引き続き、「添乗員の生活を守れ!」との声を上げ、労働組合の闘いで生活保障をかちとっていきます。
全国の派遣添乗員のみなさん!
阪急トラベルサポートが行おうとしている「みなし休業補償」をみなさんの会社でも実現させていきましょう!
ぜひ東部労組・HTS支部にご相談ください!
【連絡先】
電話03-3604-5983/03-3604-1294
mail:info@toburoso.org