有給休暇を自由に取らせろ！2014月9月分

上の写真・某労働基準監督署構内に貼ってあるポスター

2014月9月に、ＮＰＯ法人労働相談センターと東部労組に寄せられた「有給休暇」関連相談メールから抜粋し、以下の事例を紹介します。

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「有給休暇」関連相談事例から(2014月9月分)
ＮＰＯ法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2014年11月18日

1、 会社が「うちには有給休暇はない」と言うので、労働基準監督署に訴えたら、労基署は「それだけでは労基署からは指導できない。まずは、あなたが会社に有給休暇使用の申請をして、その日休んで、給料日にその日の賃金が支払われない時に初めて労基署は動く」と言う。しかし、そもそも会社が「有給休暇がない」と言っているのに有給休暇届を受け取るとは思えない。労基署は、おかしくないか。

2、 銀行正社員。自分の結婚式披露宴のため、課長・副支店長に事前に届け出て了解をもらっていたにも関わらず、挙式の直前になって支店長から有給休暇取得日の変更命令が来た。

3、 社員・パート10名ほどの印刷会社。雇用契約書なし、就業規則なし、タイムカードなし、交通費なし、ボーナスなし、有給休暇なし。病欠でも一日休むと1万円の罰金。朝7時30分から夜10時、11時まで働いても休日出勤しても残業代、休日割増賃金もない。健康診断なし。体を壊した社員には「無理ならもういいよ」と自己都合退職に追い込む。社長家族からのパワハラも絶えない。このような横暴は絶対に許せない。闘いたい。

4、 10年勤続のパート。「パートには健康診断を受ける権利はない」と言われている。シフトでは毎日実働8時間30分なのに、支払われている賃金は7時間分だけ。労基署が入って正当な賃金が支払われるようになったら、その代りに通勤手当・作業手当・有給休暇がカットされるようになった。労基署に訴えたお店は、全員のボーナスがカットされた。有給休暇は10年勤続でも11日しか与えられていない。11日を超えると賃金が減給される。社長は「誰かが労基署にチクルからみんなが嫌な思いをしている」といい、従業員との話し合いに対しては「お前らはワシを脅すつもりか」「ワシが脅されたと訴えたらこちらが勝つぞ」と言い放ち、何人もの従業員を退職に追い込んでいる。

5、 高校新卒で入社。物流センター正社員。求人票での週休2日の約束が実際は週1日しか休みをくれない。毎日残業で大変なのに休みまで減らされては体が持たない。騙された気がして腹がたちます。

6、 3日後の有給休暇の申請をしたら「有給休暇は7日前に届ける」と決まっていると言われた。初耳だ。書いてあるという文書も見たこともない。

7、 年収200万円以下。年間勤務日数は305日。月5日しか休みがない。残業もある。有給休暇はあるが、取ると陰口を言われるので怖くて取れない。体調も壊れてきている。本当に休日が欲しい。

8、 個人医院スタッフ。木曜日と祝祭日は休診日、土曜日午後は閉まっている。院長は、これらの日を勝手に有給休暇扱いにしてくる。

9、 アルバイトだが、勤続も長く、週休2日で社員と同じ日数働いている。就業規則にはアルバイトにも有給休暇はあると記載されているが、もともと「使わないでほしい」と言われており、こちらが「有給休暇を使いたい」と言うと「会社辞める?」と圧力をかけてくる。

10、 5人ほどの製造会社。勤続20年。社会保険にようやく加入する代わりに手当5000円をカットされた。有給休暇も「勘弁してくれ」「金が欲しいなら休むな」と断られ、ようやく認めてくれても15日分しか付かない。

11、 飲食店正社員。あらかじめ決まっている公休日を、「人不足だから」と何の相談もなく削られてしまう。少し意見を言うと罵声を浴びせられるので、渋々従う。有給休暇は「一ヶ月前申請」でないと受け付けてももらえない。

12、 エステサロン。退職時に残っているはずの有給休暇の消化をしたいと申請したら「会社の研修日と年末年始で全部消化している」と言われたが、その日が有給休暇であったなど全然聞いていない。そもそも研修は会社が一方的に命令してきたもの。おかしい。

13、 会社を辞める時、有給休暇が残っている場合、どうすべきか教えて欲しい。

14、 ドライバー。会社は「有給休暇は、怪我と忌引きで休む時だけ使える」と言う。

15、 会社は「うちは4週6休だから、これ以上出勤して働く日にだけ有給休暇の使用を認める」と言う。

16、 塾の正社員。有給休暇を取りたいと申し出たところ「それは社長への反抗だ」「辞めたいのか」と言われ取れない。

17、 東京消防庁の某部署は、毎日2時間のサービス残業は当たり前。有給休暇も自由に取得できない。

18、 罰金、罰金の会社。遅刻は1分でも千円の罰金。当日欠勤は5千円の罰金と有給休暇の消滅と雇用保険も外される。

 

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