(和解成立をうけ、裁判所前で弁護団と)
不当な「アサイン停止」(事実上の解雇)を跳ね返し、職場復帰が確定!
阪急トラベルサポートより不当な「アサイン停止」(事実上の解雇)を受け、その撤回を求めて4年間闘ってきた全国一般東京東部労組HTS(阪急トラベルサポート)支部塩田委員長の職場復帰が裁判所での組合側勝利和解により確定しました。
「週刊金曜日」09年2月20日号に掲載された派遣添乗員の労働実態に関する記事を理由に同年3月、「アサイン(仕事の割当)停止」(事実上の解雇)を受け、職場復帰を求め闘いを続けた塩田さん。会社はアサイン停止の解除を命じる東京都労働委員会(11年2月)、中央労働委員会(同11月)命令に従わず、また、中労委命令取り消しを求める行政訴訟における東京地裁(今年3月)での会社請求棄却判決(中労委命令を支持)に異議を唱え、控訴。しかし、東京地裁は判決と同日、「争いを続けたとしても、労働委員会の命令は守れ」との主旨を過料の制裁を背景に命じる「緊急命令」を発し、5月、会社はこの緊急命令に従う旨を表明しました。
★緊急命令履行までの経過詳細
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/4e11fde208035f5104af51915f777602
これを受け、7月に始まった控訴審で東京高裁は和解を勧告。そして7月26日、塩田さんの職場復帰を正式に確認する組合の勝利和解が東京高裁で成立しました。塩田さんは近日中にも添乗を再開します。
一人の派遣労働者が不当な扱いに屈することなく労働組合で闘い続け、職場復帰をかちとった意義は非常に大きいものがあります。この勝利は塩田さん自身のがんばりと組合の闘い、弁護団のご尽力、そして多くの仲間からの物心両面に渡るご支援によってかちとられたものです。改めて御礼申し上げます。
東部労組HTS支部は塩田さんの職場復帰を大きな契機に、長時間労働の是正をはじめとするすべての闘いに勝利する決意を改めて固めています。
涙が出てきます。
塩田さんが一日も早く添乗を再開できますように。
ようやく、
日本の司法を信じられるようになりました。