「有給休暇」関連相談事例から2012年4月にＮＰＯ法人労働相談センターと東部労組に寄せられた「有給休暇」関連相談から抜粋して以下の事例を紹介します。
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「有給休暇」関連相談事例から(2012年4月分)
ＮＰＯ法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2012年6月22日
1、 会社の夏季休暇が長期間あるが、その間の所得は全く無いので生活が大変だ。年次有給休暇があれば、それを使って補いたいが、有給休暇も無い。
2、 クリニック。正社員。院長は花粉症で、花粉の飛ぶ期間は外国に行っているほど裕福なのに、スタッフには「赤字だから」と一方的に減給してくる。雇用保険も一年以上いれてくれず、年次有給休暇を使用すると皆勤手当が無くなる。
3、 遅刻・早退は、例え5分でも一日分の有給休暇を使って処理される。その日の労働時間分の賃金は全額貰えないこととなる。
4、 幾ら残業しても月7.9時間分しか支給されず、まともに有給休暇も取らせてくれなかった。退職願いを出して有給休暇を消化しようとしたら「有休はあきらめてくれ」と言われた。
5、 週48時間労働の会社。一回の有給休暇で8時間分の残業時間を削って計算してくるが正しいのか。
6、 就業規則で「有給休暇は所定労働時間には含まない(つまり、その日は実働なし)」とされ、これだと有給休暇を使用すると残業時間が相殺されてしまうことになる。問題は無いのか。
7、 社内規定で「有給休暇は7日前の申請」となった。今までは風邪などで休む時、事前申請無しでも認めていたのに納得できない。
8、 社内の年に一度の2日間の「昇進試験」で仕事を休んで行かなければならないが、会社は「有給休暇を使って行け」と言う。
9、 職場で意地悪に遭い、体が耐えられなくなり、退職を決めたが、支払いが残っている「研修費代」と残っている有給休暇が使えるか心配です。
10、 有給休暇使用の申請をしたら、根ほり葉ほり聞かれるミーティングを何度もやられた。あげく「有給休暇をとるなら、休み明けに仕事でどういう結果を出すのか明確にしろ」と言われた。こんな権利が会社にあるのか。11、 一ヵ月前に退職届けをだしたが「忙しいから認められない」と断られた。有給休暇の使用も買い取りも断られた。
12、 派遣社員。何度も有給休暇の取得を申請したが、派遣元は「派遣先が繁忙だ」と取得させてくれない。このままでは、有給休暇の消化が無いまま勤めが終わりそうだ。
13、 年次有給休暇をとると皆勤手当が無くなるが、問題は無いのか。
14、 妻の体調が崩れ、病弱な子供のために私が有給休暇を使う日が増えたら、上司が「(子供の病気を)証明する診断書や領収書を見せろ」と嫌がらせを始めてきた。
15、 管理職。定年退職を前に有給休暇を使って長期旅行を計画し、会社も了解した。海外のホテルの予約などの準備も済んだ。旅行直前に社長から「管理職は休暇を取ってはいけない。とったら再雇用しない」と言われ泣く泣く旅行を中止した。
16、 職場のいじめで心身症になり出社が出来なくなった。有給休暇で休みたいが「病気休職の場合、有給休暇は使えない」と言われた。
17、 一年毎の契約社員。勤続3年。今年から更新期間が6ヵ月毎になった。会社は「契約期間が半分になったから与えられる有給休暇の日数も半分に減る」と言ってきた。
18、 派遣社員。派遣先で正社員試験を受けて受かれば社員になれる。しかし、受からない場合は契約社員として働けるが、その場合は派遣会社を退職することになり、今までの有給休暇は無くなると言われた。
19、 横暴な上司から「有給休暇は仕事の出来ない奴がとるものだ」と言われ、使かった有給休暇を欠勤扱いにされた。
20、 家族が危篤になり、休みたいと連絡したら「あまり休むと考える」と言われた。
21、 中小企業。事務員。会社は、「大企業と同じように適用したら、中小は潰れる」から「有給休暇は、月初めの火・水曜のどちらかにしろ」「同じ事務所で二人同時に休むのは困る」など色々制限を付けてくる。
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