(写真=ワタミグループ本社前で遺影をもつ遺族の森夫妻)
ワタミ株式会社に過労自殺問題で団体交渉を申し入れ
渡辺美樹会長は誠実に団体交渉に応じてください!
居酒屋チェーン「和民」で正社員として働いていた森美菜さん(当時26歳)が入社2カ月後に過労自殺した問題で、遺族である両親の森豪さんと森祐子さんが加入している全国一般東京東部労働組合は10月12日付で、ワタミ株式会社の渡辺美樹会長ら経営者に対し、団体交渉の申入書を郵送しました。
団体交渉の日時は10月26日午後2時、場所は当労組事務所(東京都葛飾区)に設定しています。議題は、「森美菜さんとワタミ株式会社にかかわる労働問題(労働債権を含む)と相続人たる遺族の森夫妻への補償等について」です。ワタミ側の出席者には、労働実態を管理・把握する立場にあり、その改善などに決定権限を有する渡辺美樹会長ら経営者が必ず出席するよう求めています。組合側の出席者は森夫妻と組合役員を中心に考えています。回答期限は10月19日です。
ワタミの過労自殺の問題をめぐっては、9月20日に遺族の森夫妻がワタミグループ本社を直接訪れ、当事者同士での話し合いを経営者に求めましたが、ワタミ側は拒否する回答を森夫妻に代理人弁護士を通じて郵送してきました。
今回は労働組合として正式な団体交渉の申し入れになります。団体交渉とは、憲法28条で保障された労働3権のひとつで、経営者は組合が申し入れた団体交渉を正当な理由なく拒否したり無視したりすることは不当労働行為という違法行為(労働組合法第7条)にあたります。
ワタミは誠実に団体交渉に応じてください!
過労自殺の遺族との話し合いに応じてください!
過労自殺の原因究明と再発防止策を講じてください!
朝のテレビ番組でも 正義ぶって かたってんじゃねーよ
過酷な労働させられて 死んでいくような会社の弁当なんか誰が食べるかよ
逃げるなよ!
ワタミ社長