尚美学園不当解雇撤回裁判・第5回口頭弁論報告
尚美学園(久保公人理事長)は不当解雇を撤回して正義を示せ!
尚美学園(久保公人理事長)は不当解雇を撤回して正義を示せ!
尚美学園大学で学生カウンセラーとして働いていた全国一般東京東部労組・公認心理師ユニオン支部の平田尚寛さんが、同大学を運営する学校法人尚美学園(久保公人理事長)に対して、不当な雇い止め解雇の撤回を求める裁判の第5回口頭弁論が1月11日に東京地裁で開かれ、東部労組の組合員と友好労組の全国一般・全労働者組合の組合員らが支援の傍聴に取り組みました【写真】。
この裁判は、業務委託契約でありながら働き方の実態は労働者と同じ扱いだった平田さんは解雇規制の対象となるかどうかの「労働者性」の有無が最大の争点となっています。
今回の口頭弁論で、組合側は学園側の「解雇理由」について反論する書面を提出しました。
学園側は平田さんの労働者性を否定したうえで、仮に労働者性が肯定された場合であっても解雇は有効だったと主張しています。しかし、その「解雇理由」なるものは理由にもならない印象論と平田さんへの人格攻撃と言わざるを得ないものばかりです。
特にひどいのが「原告(平田さん)は正義感が異常に強く、大学の運営方針とか制度、慣習などに対して批判的な意見を他の職員に述べるという傾向もあった」と主張しているところです。正義感が強いことが解雇の理由になるとはあきれるしかありません。学園側が不正義であることを自認しているようなものです。学園側こそ教育にたずさわる立場として率先して正義を掲げるべきではないでしょうか。そのためにも平田さんへの不当解雇をただちに撤回するべきです。
裁判後、平田さんと傍聴に集まった支援の仲間、組合側の戸舘圭之弁護士とで集約の場を持ち、引き続き労働組合の裁判闘争と大衆行動の力で勝利する決意を固めあいました。
なお、裁判の次回期日は2月7日に設定されましたが、「非公開」の進行協議の手続きとなるため傍聴は不可能です。公開の法廷に戻った際にはあらためて支援傍聴をよろしくお願いします。