(上の写真=三郷市役所前でビラを市民に配る分会組合員ら)
セブンズクリーナーは三郷工場閉鎖を撤回せよ!
パート労働者らが三郷市役所前とJR三郷駅前でアピール行動
三郷市議会でも工場閉鎖問題が取り上げられる
市長「(工場の)市外流出を防ぐのに努める」と答弁
工場閉鎖と従業員の解雇に反対する株式会社セブンズクリーナーの三郷工場(埼玉県三郷市)で働くパート労働者らによる全国一般東京東部労組デイベンロイ労組支部セブンズクリーナー分会は6月14日、地元の三郷市内で工場閉鎖反対のアピール行動を展開しました。
当日は雨が降りしきる中、朝9時に三郷市役所前に工場で働くパート労働者の分会組合員と親会社のデイベンロイ労組支部の組合員ら20人が集まりました。「労働者の職場と生活を守れ」「工場存続に努力を」などといった分会組合員による自筆のプラカードを掲げながら、市民に工場閉鎖反対のビラを配りました。分会組合員が一人ひとりマイクで工場存続と雇用継続を訴えました。多くの市民が地元工場の閉鎖問題に関心を寄せ、自らすすんで閉鎖反対の署名にも協力してくれました。
三郷市議会の各会派にもビラを届けて支援を呼びかけました。午前11時30分からは稲葉春男市議が市議会の一般質問で次のようにセブンズ三郷工場閉鎖問題を取り上げました。「この工場では労働者が約100人働いている。家族も含めれば何百人という人がモノのように捨てられていいのか。障害者や高齢者も多い。従業員は工場閉鎖に反対して組合をつくって頑張っている。会社のやり方は法的にも違反している。三郷市民の雇用を守るという点でも市として実態を調べて対策すべきだ」
この質問に対して、木津まさあき市長は「雇用の現状は極めて厳しいものがある。事業所の市外流出を防ぎ、安定就業に努めてまいりたい」と答弁し、セブンズ経営陣が三郷工場を茨城県常総市の石下工場に移設しようとしている動きを批判しました。
午後2時からは分会組合員らがJR三郷駅前で「工場閉鎖を許さないぞ!」の横断幕を広げて道行く市民にアピールしました。大勢の地元市民がビラを受け取ってくれて、署名にも協力してくれました。
もはやセブンズ三郷工場の閉鎖は地域社会の問題になっています。セブンズクリーナーと親会社のデイベンロイリネンサプライの経営陣は三郷工場の閉鎖方針を撤回し、労働者の雇用と生活を守るべきです。