(下のグラフ
オレンジ:パワハラ(辞めさせてくれないも含む)関連、
緑:いじめ、
赤:解雇関連、
青:賃金関連、
薄青:サービス残業、
紫:労働時間)
面談で、電話で、メールで、日夜労働相談にご対応いただいている「労働相談ボランティア」の皆さん、今年も8000件を超える相談が当センターに寄せられました。
ご覧いただいているグラフは、本年1月から11月までの相談件数と相談内容をお示ししたものです。
相談内容を見ると、“定番”の賃金関連の相談(中程の青のライン)と解雇にまつわる相談(同じく赤のライン)が高位安定しているのに対し、「イジメ・いやがらせ」「辞めさせてくれない」などパワハラに絡む相談(オレンジのライン)が年を追うごとに突出しているのが、一目瞭然です。
昨年同様「職場の荒廃」がさらに進行しているのが、如実に伺えます。
この、荒れ果てた職場に放り出された働く人たちに「労働組合への組織化」を説き、少しでも希望を見い出してもらう―労働相談ボランティアの皆さん一人ひとりが、この労働者による団結を掲げ、今年一年間尽力されてきました。
皆さんが生み出した今年の成果に対し心より感謝の意を表するとともに、来たる年へのたゆまぬ決意を込め、労働相談ボランティア登録者493名(12月29日現在)に対する御礼の言葉といたします。
ありがとうございました。
NPO法人労働相談センター副理事長 矢部 明浩
*本年の労働相談統計の詳細な分析結果は、12月分の結果がまとまり次第、改めて本ブログでご紹介いたします。