6月1日、2日と築地市場の厚生会館において、東部労組恒例の6月合宿が行われました。各支部から約50名の組合員が参加しました。
今年の講師は、連合自治労全国一般評議会岐阜一般労働組合委員長本間高道さんです。岐阜一般労働組合は3200名の全国で最大の合同労組です。本間さんは「労組の盛衰は何故起こるか?--秘密のキーワードを解く」のテーマで、岐阜一般の豊富な経験、多種多様の業種の組織化、闘いを紹介しました。
本間さんは、非正規労働者が40%にも増え、平均所得の半分以下の貧困率は15.7%にものぼるという貧困社会が蔓延する一方で、中小企業の95%はオーナー経営者の馬鹿息子でも次の社長という現在の社会、そして職場の中は、徹底的なタテ社会、上位下達の経営者の独裁がまかり通っている実相を指摘しました。
だからこそ、中小企業で働く労働者は合同労組で団結して行こうと訴えました。多様な人が集まり、地域が団結して、あらゆる差別とも闘い、市民や農民とも連帯する国民戦線的団結が必要だ。
「合同して団結し、合同して交渉し合同して争え」
「企業を単位とせず地域を単位として団結せよ」
「利害関係を持たない者をして団体交渉に当たらしめよ」
など、企業内労働組合では困難な方法が合同労組だからこそ可能であることを力説されました。