2011年1月
全国一般東京東部労組五の橋産婦人科支部
2011新年あけましておめでとうございます。
昨年は、私たち五の橋産婦人科支部の争議に大勢の皆様から支援をいただき、心より感謝しております。本当にありがとうございました。
今年も引き続きご支援またご指導くださいますようお願い申し上げます。
さて、争議の経過報告は、ブログ等でお知らせしてまいりましたが、後藤恵美子委員長の雇い止めは今も交渉決裂のままです。11月には第五回目の団交を行い、以下のような要求を申し入れました。
1. 自転車通勤者に対し交通費を支給すること
2. 夜勤者に対し、朝食を支給すること
3. 短時間の遅刻早退を超過勤務で相殺しないこと
4. 退職金規定を明示すること
5. 休憩室の拡充等、福利厚生を充実させること
の五項目です。しかし、交渉の場には、病院側は、小西貞行弁護士一人の出席で、要求書を受け取っただけで回答は後日という対応をしてきました。
病院側の回答は以下の通りであり、実質上、ゼロ回答ともいえる内容でした。
(回答)1. 自転車通勤は、通勤に際して実際に費用が発生していないので支給対象外となります。
⇒では、自転車の修理や買い替えには費用が発生しますが。それは、すべて自腹で払えということです。突然の故障でバスを使ったらその分は支給されるはずです。
車と鉄道を併用している人でも定期代はもらっています。
ちなみに、後藤委員長の去年の一月二月の交通費いまだに支払われていません。
(回答)2. 夜勤者の朝食は、夕食を支給している、調理スタッフの調整が必要なので支給の用意はない。医師は、当直後すぐに日勤になるので朝食の必要性がある。夜勤者は、13時間30分の拘束時間で日勤16時間と同等にしており就労上の配慮は十分。
⇒ある三交代の職場では、朝おむすびがでます。
(回答)3. 時間単位の有給休暇は、1日半日単位でないと交代職員確保が困難。現状では、時間単位で他の人の分の仕事を交代するという職場文化がないので困難。
⇒答えになってない回答ですが、私たちは、超勤時間で数分数十分の遅刻早退分を差し引きしないでほしいと求めています。
超勤の賃金計算は、倍率が違うので同じ一時間でも差がでてしまいます。また、人と交代する職場文化がないなどと言われてみんな納得するでしょうか。
子どもの急病や体調不良などで勤務を継続できないケースなど日常茶飯事に協力してこなしていることですがご存知ないようです。要は、数十分でも書類上は有給休暇半日という処理になり、それでは理不尽です。もっと実態に合ったわかりやすい決まりを作ってほしいのです。
(回答)4. 退職金規定は近く明示します。
(回答)5. 休憩室は、1階ロッカー3名、2階10名、4階事務長室6名で足りないことはない。
⇒日勤者は平均22名です。収容人数は、19名分で十分とのことですが、1階ロッカーはテーブルが小さく2名が限度、2階はいいところ9名、4階は、事務長室ですから来客などで使用しにくいとの意見をききます。
従って実際は、19名分は現実的には無理です。病院の食事をたのんでいる人はトレイを持って院内を歩き回るのはどうかと思いますし、福利厚生は、働く人全員に等しく利用できるものであるべきです。
その他
社会保険加入を要求していましたが、病院側は、職員アンケートをとり全員が国民健康保険を希望しているから社会保険加入はしないと回答してきました。しかし、給与明細書には、社会保険と明記されており、アンケートが職員の意向を本当に反映されているのか疑問です。掛け金が安いからというだけで国保を選ぶのでは、社会保険の存在意義はないがしろです。
私たちはこのような病院側の回答に対し、引き続き追及し、働きやすい職場を求めて闘っていきます。
また、後藤委員長の継続雇用についても、引き続き求めていきます。
今年もみなさんのご支援・激励、お願いいたします。