秘密保護法に労働組合は反対しよう!
11.21大集会に参加
自民党・安倍政権が今国会で成立させようとしている「特定秘密保護法案」に反対する集会が11月21日夜、東京・日比谷野外音楽堂であり、全国一般東京東部労組も参加しました。集会は開始前に会場の定員をオーバーしたため閉門し、日比谷公園に参加者があふれるほどの熱気でした。集まったのは主催者発表で1万人。
法案は①防衛②外交③スパイ活動の防止④テロ活動の防止―の4分野のうち政府が「国の安全保障に著しい支障がある」と判断した情報を特定秘密に指定。その秘密を漏らしたり、漏らすよう求めたりした人は懲役10年の重罰に処せられます。原発の情報やTPP(環太平洋経済連携協定)交渉のような私たち労働者の命や暮らしにかかわる情報はすべて隠されてしまう危険性があります。国が都合の悪いことを人々の目から遠ざけようとする時、そこには必ず戦争の準備がありました。戦争は「秘密」から始まると言っても過言ではありません。このため同法案の制定には多くの法律家、ジャーナリスト、労働組合などが反対を表明しています。
当日の集会では民主党、共産党、社民党などの国会議員も多数駆けつけ、法案廃案を呼びかけました。新聞労連の日比野委員長は「私たちは戦争のためのペンを取らない。輪転機を回さない」と決意を述べました。参加者一同で「知る権利、メディアの取材・報道の自由、表現の自由を侵害し、市民の生命、安全を脅かし、戦争を準備する秘密保護法案の制定に反対します」という集会アピールを採択。国会請願と銀座へのデモで法案反対を訴えました。
労働者の生活と権利を守るために労働組合は秘密保護法に反対しよう!