東部労組の自主再建工場による安全衛生活動が学会から表彰

（上の写真＝職場改善活動が評価された東部労組高砂産業支部のメンバーら）

高砂産業支部による自主再建工場での安全衛生活動が評価
～日本産業衛生学会の生涯教育奨励賞を受賞～

私たち全国一般東京東部労組の高砂産業支部が働いている埼玉県の化粧品容器製造会社の工場で実施している労働安全衛生活動が、このほど日本産業衛生学会（７５００人）の生涯教育奨励賞に選ばれました。

高砂産業支部は１９８１年に結成された支部で、２０００年に企業は倒産しましたが、組合員自身の手によって企業再建し工場の「自主生産」を１０年間にわたり続けています。その間も同支部の組合員は他支部や他労組の支援に力を注いでいます。

（上の写真＝高砂産業支部が働いている工場）

今回表彰した日本産業衛生学会は、産業医学の進歩を目的に医師や看護師らでつくる学会です。同学会では産業保健の生涯教育プログラムについて自己研修を効果的に進めるうえで役立つ良好事例を募集し、表彰することになっていました。

高砂産業支部の活動について、東京労働安全衛生センターが「参加型活動で成功した小規模事業場の労働環境改善」というタイトルでレポートにまとめて応募。工場での排気装置の改良や有毒性の高い溶剤使用の中止など、さまざまな労働安全活動を地道に進めてきたことが評価されました。５月にあった学会の総会で安全衛生センターのスタッフが表彰状を受け取りました。

これからも高砂産業支部では組合員の団結で、労働者の生活と安全を守る職場づくりに取り組んでいきます。