(上の写真=東京メトロ上野駅前で宣伝するメトロコマース支部組合員ら)
東京メトロは労働組合との話し合いに応じろ!
地下鉄駅売店員の生活を守れ!非正規労働者への差別をなくせ!
3/22 東部労組メトロコマース支部 上野駅前アピール
東京メトロの地下鉄駅売店「メトロス」で働く非正規労働者の女性たちでつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部は3月22日夜、非正規労働者への65歳定年制に反対する闘いへの支持を東京メトロ利用客から得るためのアピール行動を、東京・上野駅(東京メトロ日比谷線・銀座線)で行いました。
午後6時半、デパート丸井前の地下鉄出入口に支部組合員を先頭に東部労組各支部から26人が結集。「東京メトロ・メトロコマースは非正規労働者への差別をやめろ!」と書かれた横断幕を掲げ、地下鉄の利用客や通行人らに対し、さんざん差別的な扱いをしておきながら「定年」の名のもとに契約社員を路頭に放り出す東京メトロとメトロコマースの実態を明らかにするビラを配りました。支部組合員1人ひとりが拡声器のマイクを握り、「非正規労働者を人間扱いせず、使い捨てにする非道な経営者に抗議の声を寄せてください」と訴えました。沿道からは拍手が起こり、組合員に握手を求めてくる人もいました。
その後、東京メトロ本社につながる歩道橋の上で、東京メトロで働く人たちに「子会社のこと、契約社員のことと他人事のように見過ごさず、正社員も非正規社員も団結して労働者の生活と権利をともに守っていきましょう」と呼びかけました。
メトロコマース支部組合員が3月18日にストライキに立ち上がり、メトロコマースと東京メトロに行った団体交渉申し入れに対し、メトロコマースは申し入れどおりの3月28日に受けてきたものの、東京メトロは奥義光社長名で「組合員と当社との間に一切の雇用関係が存在しないことから、当社としてこれに応じる意思がない」という回答書を出してきました。
必死の思いで立ち上がった組合員に対し、なんと冷酷な言い方でしょうか。駅売店の販売員はみんな東京メトロの一員としての誇りと自覚を持って働いてきました。利用客からもそう見られてきました。それなのに話し合いすら拒否するというのです。子会社も親会社も関係ありません。子会社の労働者の雇用や労働条件を支配決定しているのは東京メトロです。グループ企業内の紛争を解決するという社会的責任も負っています。いまさら子会社だからという言い分は法的にも社会的にも通りません。
東京メトロとメトロコマースの経営者が非正規労働者への差別をやめて生存権を守るまで全国一般東京東部労組メトロコマース支部は闘い続けます!